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芹ヶ谷公園町田荘跡地擁壁整備工事の着工を延期することを求める請願

請願第18号(令和07年) 芹ヶ谷公園町田荘跡地擁壁整備工事の着工を延期することを求める請願

請願番号
請願第18号
(令和07年)
受理日
令和7年8月27日
付託委員会
建設常任委員会
委員会付託日
令和7年9月8日
審査結果
不採択すべきもの
委員会審査日
令和7年9月9日
議決結果
不採択
議決年月日
令和7年9月30日

請願の本文

委員会審査の様子

※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。

請願者より意見陳述として、「請願項目 芹ヶ谷公園町田荘跡地擁壁整備工事の着工を延期することを請願する」について陳述がありました。

●委員 契約しているものを覆すといろいろほかの影響が出てくると思うが、どう考えているか。
●請願者 状況は十分把握している。それでも住民が反対するのは合理性が全くない建設だからである。工芸館をあそこに建ててどうなるんだ、木を600本も、800本も切ってどうする、ここが原点である。我々の要望を全く聞かない市に問題があると思っているから反対している。
●委員 擁壁工事の必要性について、住民はどんな意見を持っているか。
●請願者 擁壁工事自体は必要だと思う。かなり急傾斜になっているし、特に町田荘跡地は土ももろいところがあるので、やるべきだと思う。ただ、擁壁工事をやったからアート体験棟を建てるというのは、筋が違うと思う。擁壁工事をやるのであれば、町田市全域について危ないところは擁壁工事をやるべきだと思う。
●委員 擁壁工事と工芸館とは別の工事であると言った後に、今は一体であると。このあたりはいつ頃から変わったと受け止めているのか、どうして変わったと受け止めているのか。
●請願者 6月の請願の折に、課長が一体の工事だと言った。それまでずっと別工事だと思っていた。別工事だったら、あそこだけやるのは論理的矛盾があるので、町田市全域をやらなきゃおかしくなる。そうすると、とてつもない予算になってしまう。その辺を把握して、一体の工事だから、あそこだけやるという発想になったんだと推測している。

次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は、請願項目の願意に沿うことはできないものと考えているとのことでした。

●委員 擁壁工事のエリアに接しているお宅に伺ったとのことだが、ここの場所に擁壁ができることを当該の世帯ではどのように受け止めているのか。
●担当者 擁壁の工事に反対をする意見はなく、土砂災害警戒区域の解除を望んでいる。
●委員 町田市からこの工事を中止した場合、契約上はどのような動きになるのか。
●担当者 市が工事の施工を一時中止させた場合、工期もしくは契約金額を変更すること、または受注者が工事の続行に備えて費用を必要とした場合や損害を及ぼしたときは、市が費用を負担しなければならないと定められている。さらに、中止期間が工期の半分を超えて契約の解除に至った場合は、受注者から市に損害の賠償を請求することができると定められている。
●委員 案内棟と一体となる擁壁工事を先行させる理由が全く見つからない。残土の使用方法を変えただけだと説明にならないと思うが、どうか。
●担当者 (仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟に関しては、(仮称)国際工芸美術館の整備工事と並行して進めるのではなく、期間が重なる部分もあると思うが、(仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟が完成して、そこから美術館ができてくるスケジュールを、もともと計画をしていた。擁壁工事が先行する意識だが、(仮称)国際工芸美術館をはじめ関連するほかの工事の契約、入札の状況に左右されずに事業を進めていくことで、工事のスケジュールを設定している。
●委員 隣接する崖地に関しては何もないとのことだったが、特に何も危険性はないエリアなのか。
●担当者 (仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟の建設地に近く、芹ヶ谷公園と一般の住宅が含まれる範囲で土砂災害警戒区域等に指定されている箇所が建設地の北側にあることは、把握している。今回の擁壁工事の範囲にも含まれないし、建物の整備範囲にも含まれないので、イエローゾーン、レッドゾーンの解除される条件にはならない。

質疑終結後、反対の立場から、芹ヶ谷公園町田荘跡地擁壁設置工事については、令和7年度当初予算に計上され、既に2025年8月6日付で工事請負契約が締結されている。予算に計上され、既に契約が締結され、業務を開始している工事を中止することは、町田市の事業の進め方や入札や契約に対する信頼を損なうことにつながるものと考える。また、近隣にお住まいの方々の安全安心につながる擁壁設置工事はできるだけ早く進めるべきだと考えており、本請願には反対するとの反対討論がありました。

次に、賛成の立場から、計画されている擁壁工事は、(仮称)案内棟などの工事と一体のものであり、いまだ見通しが不明朗な(仮称)国際工芸美術館整備工事に先行して行われるものである。国際工芸美術館整備の費用は本議会の補正予算を加えると当初の約1.7倍の48億円に膨らむと同時に、擁壁と案内棟の工事に新たに盛土の費用がかかるなど、税金の無駄遣いになる。したがって、案内棟と国際工芸美術館の整備計画は白紙撤回し、市民とともに再検討すること、また、急傾斜地崩壊危険区域での擁壁設置については、近隣住民の皆さんの意見を聞き、対応を再検討すべきと考える。以上の理由で、請願第18号に賛成するとの賛成討論がありました。

会議録

会議録は掲載されていません。
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