※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。
請願者より意見陳述として、「請願項目 金井中学校、薬師中学校の統合にかかる生徒、保護者への意見表明 実施を求めます。」について、陳述がありました。
●委員 子どもたちの意見について、どのような意見があるのか聞かせてほしい。
●請願者 鶴川地域で私たちがいろいろな活動をする際に意見を、鶴川に住んでいる子に書いてもらっている。この計画が楽しみだと書く子もいるし、ある子は、学校がなくなるのは悲しい、やめてほしいと先日書いていた。子どもたちは、今、全員ではなくても感じている不安感をおうちで話したりしますかと聞いたところ、話すけれども仕方がない、決まったことだからと保護者は話す。そして、こういったアンケートを行うことで、学校としても配慮することや、結果として不安感が大きいようであれば、スクールカウンセラーを常駐させるなどの配慮ができると思っている。
●委員 今回、生徒、保護者への意見表明実施を求めますと書いているが、具体的なイメージなどがあれば、聞きたい。
●請願者 是か非かのような議論になることは、望んでいない。2020年にも一定数の保護者に行われているが、自由記述欄を設けている。そこに、どういった形でも子どもたちが書ければいいと思っている。あと、今回、中学校という小学校ではない学年にこの計画が当たるわけなので、今いる生徒たちにもきちんとこの計画が、どういうところが、何を感じるかを自由記述欄で書いてもらうのが現実的と思っている。保護者に対しても同じように求めたいと思っている。保護者も生徒も、これに関しては100%やってほしいと望んでいる。
次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は、請願項目の願意に沿うことはできないものと考えているとのことでした。
●委員 全校集会で先生等が説明して、その中で手を挙げて意見するのは、すごく勇気が要る。大事なのは一人一人が心の中に抱えている不安で、全校集会が終わった後に、例えばタブレットでアンケートなどを取ることが必要なのではないかと思う。技術的には、容易にできると思うので実施したらどうか。
●担当者 薬師・金井地区の中学校統合に係る意見募集については、フォームで、対象を学校に限らず全ての方から募集をするページを設けており、意見をもらうことは可能になっている。
●委員 意見募集のページを案内することが、できないのか確認をさせてほしい。
●担当者 子どもたちの意見をどう受け止めるかは、非常に気をつけなくてはいけないことだと思っている。今まで中学校については、小学校の事例を踏まえて、様々なやり方を考えているが、対象の各校長先生などにどういった形で意見を受け止めるのがいいかを相談し、まずは小学校での形にのっとって、中学校についても、各校長先生と相談しながら考えて決めていきたい。
質疑終結後、賛成の立場から、
せめて意見収集のフォームを紹介する、それすら学校の意見を聞いて、判断を聞いてと話があった。もしかしたら、それが学校評価にもつながるようなこともあり、子どもたちの意見が様々出てくるのを学校によっては、嫌な学校もあるのかと話をききながら受け止めたが、ならば、なおのこと、教育委員会として、学校評価とは別に、子どもたちがどのような思いで、それこそ子どもたち一人一人にかかる重大な問題なわけである。学校を変えなければならないなど、大きな変化を子どもや家庭にもたらすことを今町田市として行っているわけで、一人一人の子どもたちが、どういう思いを持ってこの計画を受け止めているのかは、本来であれば、計画全体ももちろんだが、学校統廃合計画は進んでいるのだから、進めていく方向での発言だけを求めるような姿勢では、問題が大きいと思う。子どもの意見表明権を保障しているとはとても考えられない。そのため、この請願どおり何らかの形で、意見表明のフォームを設けているので、ぜひ活用することを考えるべきで、行うべきと、賛成討論とする
との賛成討論がありました。