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公民館の存続を求める請願

請願第5号(令和07年) 公民館の存続を求める請願

請願番号
請願第5号
(令和07年)
受理日
令和7年2月20日
付託委員会
文教社会常任委員会
委員会付託日
令和7年3月5日
審査結果
不採択すべきもの
委員会審査日
令和7年3月6日
議決結果
不採択
議決年月日
令和7年3月27日

請願の本文

委員会審査の様子

※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。

請願者より意見陳述として、「請願項目1 生涯学習センター条例を廃止して、公民館条例に一本化すること。」「請願項目2 生涯学習センターではなく、公民館を存続すること。」について、陳述がありました。

●委員 公民館条例を優先してほしい理由について聞きたい。
●請願者 公民館は、社会教育法の中にきちんと位置づけられていて、生涯学習センターは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第30条のその他の教育機関が根拠になっていて、法的根拠の薄い教育機関である。結果的にその時々の行政主体が考えるような施設になっていることで、教育から少し離れてしまうのではないかと思う。

願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は請願項目の願意に沿うことはできないものと考えているとのことでした。

●委員 生涯学習センター条例に一本化することによって、社会教育法に位置づけられた公民館の扱いはどのようになるのか、何か影響があるのか。生涯学習センター条例ではなく、公民館条例に一本化するということも可能性としてはあったと思うが、具体的に生涯学習センター条例に一本化すると決めた意義を聞きたい。
●担当者 社会教育法の位置づけがどうなるかだが、基本的には一本化した場合にも、公民館条例のものを全て取り込むような形になる。条例上、どのような表記になるかは、これから検討になると思うが、実態としては影響がないと考えている。生涯学習センター条例の一本化にした理由だが、社会教育の事業に加えて情報発信や、学習相談という生涯学習に関する機能を付け加えて、機能を拡大してきた経緯がある。その流れを考えると、公民館条例より、機能を拡大した上での生涯学習センター条例に一本化するほうがふさわしいと考えて、そのような内容になっている。
●委員 ほかの自治体だと、横文字の施設にするなど、堅いイメージを払拭するためだと思うが、様々な名称変更をしている自治体もあると思う。多分機能としてもそうだろうが、若者を受け入れられる施設となるような取組は、していかないといけないとは思うが、どうか。
●担当者 名称の決定、条例の一本化に当たり、利用者を含めて意見を聞いていかなければいけないと思っているので、そのような形で検討を進めていきたい。また、若者の利用を高めるというのは、生涯学習センターでも重要な課題の一つと捉えているので、事業の仕方も、どのような形で若い方に使ってもらうか、名称も含めて検討していきたい。

委員より、継続審査にすべきとの意見があり、継続審査とすることについて採決をした結果、賛成少数で結論を出すことに決しました。

質疑終結後、まず反対の立場から、まず第1に、我が会派としては、判断の時期尚早で継続するべきと考えていたが、今後の検討結果が見えるのが2年後に近いということなので、議会上、来年2月には改選があるので、事実上、12月議会でこの請願は廃案となってしまうので、まずは結論を出すべきと切り替えた。その上で、本請願にある社会教育機関の一環として、これからも自治体で公民館として運営すべきという請願者の願意は賛成をするが、社会教育法上の位置づけとしては、そのまま機能が維持されることの担保をえている。また、我々が懸念していた若年層の利用を促進する部分についても、行政側で工夫をしてもらえることも担保をえている。利用者等関係諸団体への説明責任もしっかり果たされると言っていたので、そこの部分については理解をした。昨今の公民館を取り巻く状況については、令和4年の文部科学省の生涯学習・社会教育に関するヒアリング調査の中で、若年層や現役世代の利用が少ないことが全国的に課題として挙げられている。若年層の利用価値を上げる解決策として、他自治体では公民館の名前を変えて運営している施設も多く見られるのが現状であると理解している。社会教育基本法に位置づけられている公民館の社会教育施設を活用した地域の教育力の向上を図るための地域コミュニティづくり、地域課題の解決において、社会教育施設が果たす役割は明確化するとともに、地域住民のさらなる参画を促し、子どもの居場所としての公民館や、子どもの学習の場としての公民館のような、時代に即した利用方法も検討して、さらなる充実を図るべき、機能強化を図るべきと考えている。以上の理由から、本請願の趣旨には賛同するが、請願には反対をするとの賛成討論がありました。

次に、賛成の立場から、私が町田に来て間もなく、公民館事業の青年学級に参加させてもらって、社会教育主事が丁寧にずっと関わってくれて、色々な講義を受け、また時にはスポーツを楽しむなどの経験をした。それ以来、数十年たっているが、若い人たちが町田に来て、新しい仲間を求める、知り合いをつくるなど、とても重要な役割をして、そこで学ばせてもらったことが今も生きていると思っている。そうした公民館の役割は、年数は経たが、一層大きくなっているのではないかと思う。社会教育の位置づけにある公民館事業を外してしまう、生涯学習センター一本にする条例に位置づけることで後退させることは、町田市のこれまで行ってきた公民館事業の歴史を見ても、これからの未来を見ても、そういうことをきちんと社会教育の中に位置づけてもらいたい。そういう意味では、今回、請願者が出された請願項目を実現してもらいたい。また、生涯学習センターの機能を持たせて、他のHATS、市民大学などの機能も持たせていく、あるいは他の大学の講義なども含めて情報を提供していくことは、公民館の事業としても、こうした連携の様々な事業を位置づけられると思う。それは並行してやっていくべき事業だと改めて思っている。よって、この請願が採択されることを求めて賛成するとの賛成討論がありました。

会議録

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