現在位置 :トップページ › 請願 › 2〜3年完成が遅れても、15億円以上の予算を節約可能でさらに現在の建設計画の多くの問題を解決可能な、(仮称)国際工芸美術館関連の建設計画の変更見直しを求める請願
※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。
請願者より意見陳述として、「請願項目1 (仮称)国際工芸美術館の建設を一時停止する。」「請願項目2 (仮称)国際工芸美術館を平地に建設する案を再検討する。」「請願項目3 上記、再検討するときは地域住民はじめ市民の声も聴いて決定する。」について、陳述がありました。
●委員 表題のところに15億円以上の予算を節約可能とあるが、もう少し具体的に15億円以上削減可能な金額や、内容について聞きたい。
●請願者 平地に建てれば、今明らかに見えているだけでも5点ほどあり、その合計額は15億円を超える。まず、国際版画美術館の改造の必要がなくなり、その費用、約3.6億円、国際工芸美術館内と国際版画美術館の接続ブリッジとエレベーターが必要なくなり、その費用が約2.5億円、建設予定地の樹木約500本の伐採と崖地での土木工事が不要になり、その費用が約2億円、10トントラック約1,800台分の土砂運搬費とその周辺の警備費用が必要なくなり、その費用約2億円、版画工房とアトリエと喫茶けやきの建造は不要になり、2つの建設予定建物、国際工芸美術館とアート体験棟を1つに集約することにより、約5億円以上の節約可能、以上、合計額は15億円以上である。
願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は、請願項目の願意に沿うことはできないものと考えている。とのことでした。
●委員 請願者から変更案例で、平地ということで、旧町田荘跡地、もしくは、国際版画美術館横の第1駐車場と示されているが、こういう場所も検討はされたのか。
●担当者 2013年から2014年にかけて(仮称)町田市立国際工芸美術館整備基本計画を策定しており、建設地について、国際版画美術館との相乗効果を高める場所として、国際版画美術館の北側と町田荘跡地を比較検討している。検討の結果としては、多くの方にご来館いただき、地域を活性化する、こういった視点に立ち、駅からのアクセスや、中心市街地との回遊性を重視して、現在の計画である国際版画美術館の北側にすることを決定している。
●委員 芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークと懇談してきたというのは聞いているが、それ以外の、そこに参加していない住民のいろいろな組織や集まりなど、そういった方々への説明会や、懇談会などは開催されていないのか。
●担当者 説明会というところでそういった方々には説明していないが、市政要望でいろいろな手紙をもらった際には、反対している団体含めて、基本的には訪問しながら、計画について説明をしている。
質疑終結後、賛成の立場から、陳述者の発言で、説明会が自分たちには行われなかったと陳述があった。何度かこれまでも聞いてきたが、今回、担当部署に聞いて、直接は、その団体に説明会は行っていないということが分かった。いろいろな思いで国際工芸美術館の周辺に住んでいて、本当に芹ヶ谷公園を大事に思い、いろいろな協力をされてきた方々と一緒に、芹ヶ谷公園パークミュージアム計画について、パークミュージアム構想について、一緒に進められてこなかったということが、今一番残念という思いでいっぱいである。今回提案された15億円削減できる、様々な課題を解決できるという、知恵を絞られた提案は、本来真摯に受け止め、もっと早い段階でこういった声も聞きながら、計画の中に反映していくべきだったと改めて思っている。こうしたことも考えながら、この請願は採択すべきと思うとの賛成討論がありました。