※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。
請願者より意見陳述として、「請願項目2024年5月5日に施行された『町田市子どもにやさしいまち条例』に基づき、子どもたちの不安が解消され、学校統廃合に臨めるようになるまで、PFI契約を延期することを求めます。」について、陳述がありました。
●委員 こうしたアンケートを取ってもらう中で、また、こうした意見をまとめる中で、感じたことなどあれば、聞かせてほしい。
●請願者 今回、アンケートを取ってみて、子どもの数は3校合わせると千人以上になるが、返ってきたのが百人ぐらいなので随分少ない印象を受けた。これは、子どもたちや保護者が教育委員会との間に信頼関係が築けていないからかと思う。こういった学校統廃合を強引に進めるなど、そういうことで信頼を失っている現れではないかと思う。是非を含めて率直に子どもの意見や、子どもや保護者に率直な気持ちを求めることを行っていれば、それに応える努力をすれば信頼関係が築けると思うので、ぜひそういう努力を進めてもらいたい。そうすれば、もっと私たちが取ったようなアンケートについても、たくさん答えが返ってくるのではないかと思うので、色々な意見交換ができて、よりよい学校がつくれるのではないかと思うので、ぜひそういうことを検討してもらいたいと思う。いろいろ寄せてもらった声の中で多かったのは、友達と離れるのが嫌だ、学校をなくさないでほしいという声が多かった。あとは、保護者の方から結構スクールバスについていろいろ意見が出されていて、登下校が非常に遠くなって不安ということに関して聞いた話では、特に、特性を持った子をお持ちの保護者の方は近くても1人で歩いていけるかすごく心配ということがあるので、それが遠くなったら、自分が自家用車で送り迎えするしかないという、とても子どもたちと保護者に負担をかけることになるのではないかと強く感じた。ぜひとも、スクールバスを導入して子どもたちや保護者の信頼を回復するように努めてもらえたらと思っている。
願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は、請願項目の願意に沿うことはできないものと考えている。とのことでした。
●委員 小学校3年生に対する教育委員会の担当者との、話を聞く場を持つということだが、どのような形で持つのか、また、小学校3年生に限定したのはなぜか。それが、自分たちが半年後、来年度から新しい学校に移って、新しい集団になっていくことを前提にした意見を聞けるような場になるのか。
●担当者 今回、主に小学3年生の社会科の授業で、学校の統合や建て替えを控えている第1期の9校について、小学3年生の社会科の中で町田市の移り変わりについて学び、これからの町田について、こんな町田になってほしいを考える機会にしたいと考えている。どういった方法で子どもたちから意見が出しやすいかなど、また、それが授業の中で取り組めるかを教育委員会の中で、指導課と検討した中で、小学校3年の社会科で町田の移り変わりについて学ぶタイミングの中で取り組むのが一番意見も出しやすいし、分かりやすいのではないかということで考えて、今回試行という取組で行いたいと考えている。この町田の移り変わりの中では、町田の学校と人口が減っている現状や町の移り変わりを学ぶ中で、今回の請願を踏まえ、新たな学校づくりの取組についても説明した上で、子どもたちからどんな学校にしていきたいか、どんな町田にしていきたいかという意見や、当然不安なこととかがあれば、そういった意見も受け止めていきたいと考えている。
質疑終結後、賛成の立場から、
来年から、統合されることになる本町田地区の子どもや保護者の方に対するアンケート、大変貴重なものであると思う。また、寄せられた意見の中でも、まだまだ子どもたちが納得できていない、統合してほしくないという声がたくさんあるということが分かった。学校が統合して、どんなに立派な学校ができたとしても、子どもたちにとっては、友達との関係であり、その地域の仲間集団であると思う。こうしたアンケートで聞き取ってもらった子どもたちの声を、まず、教育委員会は、しっかりと聞いて受け止めてもらいたい。子どもの声に耳を傾けること、そして、これから、子どもたちの意見をしっかりと聞いていくこと、その声によって、計画についても見直し、そして先延ばしすることも検討すべきという今回の請願について賛成をするとの賛成討論がありました。