※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。
【第1回定例会】
請願者より意見陳述として、請願項目 「『まちだの新たな学校づくりに関するアンケート』を鶴川二・三・四小、鶴川二中・真光寺中で適正に行い、結果をもとに地域住民も含めた開かれた議論を求めます」について、陳述がありました。
●委員 昨年の12月でも、この鶴川地区の小学校の統廃合について請願を出されているが、今回の請願は前回とは何が違うか。
●請願者 今年2月、発表のあった鶴川地域の計画が大きく変更となったこと、また、12月の請願で明らかとなったそもそもの新たな学校計画とは違う内容の計画となったことで、適切な経過を踏んでいないことが分かったから。
願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は、請願項目の願意に沿うことはできないものと考えている。とのことでした。
●委員 避難所について、関係者連絡会で地域の方々と調整ということだが、いつ頃決めて説明するのか、スケジュール感など聞きたい。
●担当者 その連絡会については、防災安全部で主管をしており、そこから各連絡会でいつ、どういう内容をやるか決めているので、いつそれを開催するのか、どう決めていくのかというのは把握していない。
●委員 当然、学校というのは、地域の拠点でもあるし、防災の拠点でもあるわけだから、情報共有は常にしてもらいたい。そういった意味で、今の現状、仮設の暫定期間、どういう防災の担保をするつもりなのか教えてほしい。
●担当者 地域の方にとって、興味関心が高い部分であることは認識している。防災安全部にいろいろ要請をし、検討を依頼しているところであり、検討しているという話は聞いているが、いつの時点で どう決着がつくという話まで聞けていない。学校教育部としても、早めにアクセスしてもらい、早くどうなるかを話せるようにしたい。
●委員 今回、鶴川第四小学校が統廃合の対象校になったわけだが、そのことを前提にしない一般的なアンケートに答えた方がいるということで、それも参考にしたということだが、直接自分たちの学校が統合の対象になり、子どもたちが移動して通わなければならなくなる、また、地域も変わるという点では、大きな影響があり、アンケートの答え方も変わってくると思うが、そのアンケートを取り直すという考えはないか。
●担当者 教育委員会側から出した当初のアンケートの案では、鶴川第四小学校、真光寺中学校は統合としての姿を見せていない状態のアンケートであった。ただ、それを示した上で、統合したらどうなのかという意見や、それ以外の意見などを含めて、審議会の中で適切に議論をした。その結果が、今の推進計画の基になっていると思っており、改めてアンケートを取るということは考えていない。
●委員 鶴川第二小学校、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校の統廃合の進め方が、そもそも鶴川第四小学校が想定になかったところからスタートして、鶴川第二小学校の擁壁の問題なども出てきて、その年度がずれたり、計画そのものが二転三転しているという点では、丁寧に、きちんと住民の皆さんに説明していく必要が、他の地域よりも、より一層求められていると思うが、どうか。
●担当者 鶴川東地区のスケジュール変更については、急遽変更になったという事実は否めない。そのため、実際に入学される新入生の保護者などに関しては、即座に知らせるということで、説明会を開いた。その後、行われた学校の保護者会でも、短い説明ではあったが、その後に、担当課の職員が残って、個別に相談、説明をする形で行った。町内会・自治会に関しても、まずは連合会に話し、当該地区の個別の町内会・自治会に関しては、個別にアクセスし、説明するということを今行っている。当初考えていた動きと違ってくるところで、保護者も先々を見越して、いろいろ準備している方もいるので、丁寧に説明をしていきたい。
本件については、災害が発生した時の仮設時の防災体制が担保されておらず、なお調査を要するため、継続審査となりました。
【第2回定例会】
その後、第2回定例会において防災安全部が出席し、 その後の経過については、次のとおり報告がありました。
●担当者 工事期間中や工事完了後の避難先については、避難者推計を基に、まず、市が自主防災組織ごとの候補案を作成している。そして、地域の避難施設関係者連絡会において、その候補案を提示し、自主防災組織ごとに対応、決定できるよう、皆様から意見を聞いている。もらった意見や地域の要望については、可能な限り候補案に反映させ、丁寧な対応に努めている。鶴川地区における地域の皆様への説明状況については、まず、鶴川第四小学校については、2024年2月7日の避難施設関係者連絡会で、工事期間中及び工事完了後の候補案の説明を行い、鶴川市民センターを避難先にできないかと意見があったが、公共施設が全て避難先になるのではなく、鶴川市民センターは、地域情報拠点となるなど別の役割を持つことになっている旨を説明し、候補案について合意を得ている。次に、鶴川第二小学校については、2024年5月11日、避難施設関係者連絡会で、工事期間中及び工事完了後の候補案の説明を行い、候補案以外の避難場所はないか、地域の集会所への備蓄物資の配布についてなどの意見をもらった。現在、各自主防災組織において候補案へ意見をまとめてもらっており、10月に予定している次の連絡会において、候補案の確定に向けて検討する。
●委員 これから進める上で、地域ごとにあちらのほうが避難しやすいなど出ると思うが、その辺の柔軟な対応というのはしてくれるという理解でよいか。
●担当者 自主防災組織の皆様についても、1か所の学校に集中するという形ではなく、行きやすい状態の場所があるようであれば、分散避難という形を取ってもらっても結構という話をしているので、学校単位で避難者数を基にいろいろと調整をしながら、分散避難をすることが良いという判断があれば、柔軟に対応していきたい。
●委員 2月に推進協議会が開催されているが、鶴川第二小学校の計画の変更については、色々な意見が出ていたと思う。推進協議会等の中での議論あるいは、これまで開催されてきた説明会等の中でどのような意見が出されたか。
●担当者 特に各地区や各保護者会に行ったときにもらった質問について、主なものは、このタイミングでなぜスケジュール変更になったのかという点で、その斜面地について、新たに工事が必要だということを説明している。また、特に対象については、これから入る子どもたち、未就学の子どもたちに対する周知が必要だということで、
新入生の保護者説明会で説明し、「新たな学校づくり通信」を保育園や幼稚園に配付している。そのような点が多くもらった質問である。
●委員 市で、今、人口の推計を出そうとしているという話だったが、これはいつ出されるのか。これが、例えば、24クラスを上回るような推計が出た場合は、その時点で、この計画自体は、柔軟に変更が可能という認識でいいのか
●担当者 児童生徒推計をいつ頃公表する予定かについては、9月頃を予定しているところである。また、それを踏まえて柔軟な対応を取っていくのかということについては、今回 新たな学校づくり推進計画については、児童生徒の減少に伴う適正規模・適正配置という考え方と、施設の老朽化、2点があると思っており、その2つを踏まえて検討していきたい。恒常的に上回ってしまうのか、一過性のものなのかなどについては、しっかりと、その推計結果を踏まえて整理していきたい。