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町田市立図書館の資料購入費の増額を求める請願

請願第14号(令和05年) 町田市立図書館の資料購入費の増額を求める請願

請願番号
請願第14号
(令和05年)
受理日
令和5年8月29日
付託委員会
文教社会常任委員会
委員会付託日
令和5年9月8日
審査結果
採択すべきもの
委員会審査日
令和5年9月14日
議決結果
不採択
議決年月日
令和5年9月29日

請願の本文

委員会審査の様子

※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。

請願者の意見陳述として、「町田市立図書館の資料購入費、特に図書費を多摩地域の平均金額230円(市民1人当たり)を目標に速やかに増額してください。」について、陳述がありました。

●委員 従来の紙図書の閲覧や貸出しだけにとどまらない多様なニーズ、そういったところにも資源配分、財政的な措置も含めて必要だと思っているが、考え方を伺いたい。
●請願者 図書館の最も基本的な役割、任務というのは、
資料・情報の提供だということ。やはり市民が必要とする資料や情報を無料で提供する、そういう社会的な装置というのは図書館しかない。図書館が何をすべきかということをまず押さえて、その上で新しい図書館に対する希望、あるいは要求というものを押さえていく、盛り込んでいくということに対して全く異議はないが、図書館が、市民が必要とする資料提供をしっかりとするということ、それは資料費が十分なければできないわけで、そこをないがしろにして図書館は、こう変わっていくべきのような言論がマスコミなどでもあるが、それは少し違うだろうと思う。
●委員 新しい本が入っていかなくてはならないことについての理由を教えてほしい。
●請願者 新しい本が図書館に入っているということは、市民がそれを読んで、自分自身の生活が充実する、あるいは新しい考え方のようなものに触れる機会があるので、図書館に力を入れるということは、地方自治を支える市民を育てるという意味が非常にあると思う。単に新しい本、人気のある本を買うことだけではなく、今の社会を映した、解読したような本を豊富に各館でそろえてもらうことが、身近な図書館で、最も新しい社会の問題に出会う、あるいはそれを解決する入り口になると思うので、大事なことだと思う。

願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は、請願項目の願意に沿うことはできないものと考えている。とのことでした。

●委員 図書の充実というところは、総合的にどのように考えているか。
●担当者 図書の充実というのは、図書館の基本的な機能を支える上では、やはり大事だと思っているので、アクションプランを通じて何とか再配分に取り組んできた。一方で、例えば居場所であるとか新しい図書館の使い方、あとはデジタル化といったところも同時に進めていく必要があると思う。同時に進めていくことで、新しい図書館という時代に応じた図書館になっていくと思うので、いろいろと自助努力を進めながら、両立を図っていくことが必要かと思っている。
●委員 貸出数が減ったということに対する見解は。
●担当者 やはりライフスタイルや、デジタル化をはじめとした社会状況の変化によるものがかなり大きいと思うので、ここに響く施策を打っていかないと、この状況は打開できないかと思う。そういう意味では、単に図書の物量を供給するだけという形では、それも重要であるが、特定の層にしか響かないかという分析をしている。

質疑終結後、反対の立場から、
平均額というものが、目に見える形であると、やはりどうしても、そこに近づけたいというのは心理として非常に理解できる。図書館を利用する方々の中には、確かに、よりスピーディーに、借用の手続きをせずに、最短でも2週間、相手方から取り寄せるのに時間がかかるという点は、2週間待つというのが多いと、もっと蔵書が多ければ借用する回数も減るだろうというところ、利便性の向上というところで、そこを求める市民の気持ちも非常に理解できるところだとは思う。一方で、生涯学習部が目標に掲げて一生懸命これまで限られた予算の中で、たくさん借りてほしいという思いの下、短期間で、注文したものが近くに届くとか、そういったところを一生懸命やっているというところ、トラックで配送している、町田市なりに自分たちで目標を立てて一生懸命やっている、限られた予算でしっかりと目標に向かってやっているのではないかというところを感じた。利用者によって、恐らく様々なニーズがあると思う。Wi-Fi環境もそう。本の好き嫌いを問わず、さっと立ち寄れて、気になる本が、もしあれば、そこで本を手に取るかもしれない、そういったニーズもあると思う。調べ物に使う人たちも、何か研究したい人もいると思う。全てのニーズに100%応えるのが本当に難しいと思うが、その中で、しっかりと できるだけたくさんの人に本を借りてほしいという思いは、今、貸出冊数が1位というところで、しっかりと果たしている。むしろ貸出冊数1位というところでは、今、資料購入費が少ない中で1位をキープしているというのは、評価に値する取組ではないかと感じた。本当に難しい問題だと思うが、予算が幾らでもあれば本当に出してほしいと思うが、限られた資源の中で一生懸命やっているこの取組は、成功しているのではないかと、この質疑を通して感じたので、本請願に反対をする。との反対討論がありました。

会議録

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