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鶴川第三小学校の統廃合計画の見直しを求める請願

請願第9号(令和05年) 鶴川第三小学校の統廃合計画の見直しを求める請願

請願番号
請願第9号
(令和05年)
受理日
令和5年6月5日
付託委員会
文教社会常任委員会
委員会付託日
令和5年6月15日
審査結果
不採択すべきもの
委員会審査日
令和5年6月16日
議決結果
不採択
議決年月日
令和5年6月28日

請願の本文

委員会審査の様子

※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。

請願者の意見陳述として、「請願項目 鶴川第三小学校の廃校と鶴川第二・第四小学校との統合計画の見直しを求めます。」について、陳述がありました。

●委員 署名を集める中で、どういった声が具体的に寄せられているのか、そういった声を伺いたい。
●請願者 特に保護者の方々や、これから学校に入学される方々の不安はとても大きい。子育て事業を営むNPOの団体の方からも、今この話題が一番焦点になっていて、就学前にどちらの学校に行かせたほうがいいかという質問や相談が寄せられているそうで、兄弟で、ばらばらの学校に行かせるということも生じている。一番は安全が確保できないという通学路の問題が大きい。

願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は、請願項目の願意に沿うことはできないものと考えている。とのことでした。

●委員 請願者の方がおっしゃるように、町田市の計画でも2030年には、その後の統廃合の計画については、一度計画をストップして、2030年度で再度見直すといった方法もあると思うが、その点はどうか。
●担当者 町田市全体としては、全ての学校を維持することはできない、一定規模の学級数を維持するということは教育の環境の視点では大切だということ。さらに、施設を整備するに当たっても、当然今後、国の考え方等が変われば、35人学級から30人学級等ということも想定されるので、ある程度いろいろな法制度が変わったとしても。通常の教室が確保できるように、少し余裕を持ったつくりをして受け止められるような整備の仕方というものを考えている、そういうところで将来にわたって適切な教育環境というものが子どもたちに提供できるようにしていきたいと考えている。
●委員 これまでクラスが足りなくなったときに、どうやって対応してきているのかというのと、今後、統廃合を行った際にも、クラスが一気に足りなくなる、こうなったときには基本的にどうやって対応していく方針なのか。
●担当者 近年でいくと、小山地区のほうで開発があって人口が増えた場合は、学校を新設するというような対応をしてきた。小規模な開発で児童生徒が増えた場合については、子どもが減って空いている教室をまた戻したり、既存の学校の校舎で足りなければ、仮設校舎を建てて教室が不足しないような形で対応してきている。

質疑終結後、まず、反対の立場から、
今後迎える少子・高齢化時代、厳しい財政状況を見据え、これからの町田市においても、他の自治体同様に最低限の学校の適正規模・適正配置をしていくことは必要であると考えるため、反対である。しかし、請願者の願意である鶴川地域での人口増を前提とした上での2030年までの計画延期を求める声については、校舎のキャパシティーを適切に見極め、児童に過度な負担を強いることのないよう対応されるのが望ましいのは言うまでもない。市では引き続き市民に対して適切に情報開示を行って、新しい学校づくりの基本計画が誤解されぬよう真摯に説明を尽くすことを求め、反対討論とする。との反対討論がありました。

次に、賛成の立場から、
基本的には統廃合、新しい学校づくりという方針には賛成をしている。しかし、質疑も通して、特に今回の請願はメインが移動についての心配というところで、この移動についての心配は教員を増やすとか、今まであったのは不登校だったり、いじめだったり、小規模校がいいという趣旨の請願が多かったが、今回は移動についての心配が中心。これはどういうふうに対応するか、明確に手段を提示することが可能だと思う。しかし、手段の明確な計画への反映がされておらず、そういったセーフティーネットの計画が示されていない計画をよしとすべきなのかどうかというところに非常に疑問が残っている。計画というのは、やはりそういったセーフティーネットまでしっかりと用意されて、示されてこその統合計画だと思うので、計画の見直しというのは、請願者の言うとおり、必要なものであり、今後、市からもしっかりと、皆さんの言う安心というのは一体どうなのか。例えば電球だったら、街灯だったら、何ルクス以下だったら新しく付け替えるとか、そういうのがあるはず。それと同じように、分かりやすい数値でやっていくことが本当の皆さんの言う安心な登下校だと思うので、そこを今後やっていくことを期待し、今回この請願に賛成をするとの賛成討論がありました。

次に、賛成の立場から、
この鶴川地域、特に鶴川第三小学校、鶴川第四小学校、鶴川第二小学校の地域の統廃合においては、近隣の大蔵小学校の統廃合の計画など、予測できない人の動きの計画がある。さらに、ほかの委員からの質疑もあったが、鶴川駅前の再整備とか鶴川団地の状況、それが増加要因に今のところは含まれていないという答弁であった。人口推計を考えると、局地的に増える可能性がある場所もあるという答弁もあった。ということでは、この鶴川地域、この第三小学校、第四小学校、第二小学校、特に鶴川第二小学校については統合後に2040年、また児童数が増える。そもそも増えるという推計の基(もと)で、この計画が立ててあるので、子どもが入(はい)り切らなくなって新たな学校をつくるというようなことになっては、またこの鶴川地域に大きな混乱が生じる。地域の特性に合わせて、鶴川の3校においては、今後の人口推計などもしっかりと見た上で、開発の状況なども見える段階になるまで統廃合の計画については一旦凍結をして見直しをするということが必要だと考える。また、この2か月間で3,000筆以上の署名が集まり、計画を知らなかったという声も、その中であったというところでは、この計画に、地域の方、保護者、お子さんとか、そういった方々の合意が得られている状況ではないと考える。そうした点から、この見直しを求める請願に賛成をするとの賛成討論がありました。

次に、賛成の立場から、
請願者から話があった人口が増える要素があるというのもあり、また、地域の方の不安が払拭をされていないということ、また、今回初めて知った、まだ知られていないというこの状況下で進めていくのはやはりおかしいと思う。少し待ってという請願者の主張は至極真っ当な意見であると判断した。これまでも我が会派は、市民の声を反映させてまちづくりを進めるべきという主張をしている。今回、先延ばしをすることで、関係する市民の皆様としっかりと丁寧に協議をする時間もつくれるので、メリットも多いと思うとの賛成討論がありました。

会議録

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