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議案の概要・議決結果

詳細情報

議案名

町田市国民健康保険条例の一部を改正する条例

議案番号

第15号議案

提出日

令和3年2月19日

付託委員会

付託委員会
健康福祉常任委員会
審査日
令和3年3月8日
審査結果
可決すべきもの(賛成多数)

議決結果

議決日
令和3年3月29日
議決結果
原案可決(賛成多数)

議案の概要

委員会審査の様子

■第15号議案と請願第2号を一括審査

●委員 もし、今のまま、保険税を上げないままにした場合はどうなるのか。
●担当者 赤字については、一般会計からの繰入れ、つまり市の税金で賄っている。例えば、他の健康保険組合などに加入している方は、その組合の保険料を負担した上で、さらに納めた税金から国民健康保険の赤字の負担をすることになるので、いわば二重の負担となってくる。また、国民健康保険は今後も被保険者数の減少、それから高齢化が進んでくる。このため、1人当たりの医療費が増加する一方で、現役世代の減少に伴って被保険者の所得の減少が進むものと予測される。
これは、将来の国民健康保険の被保険者にとって、現在の被保険者よりも保険税を負担することが困難になる可能性を示すものであると言え、赤字の解消を先送りすることは厳しい事態になると考えている。そのため、現在ある赤字を計画的かつ段階的に、確実に解消していかなければならないと考えている。

第15号議案の質疑終結後、
反対の立場から、請願者からも意見があったが、国保制度の持つ社会保障的な役割をしっかりと発揮して、法定外繰入れを解消するためにと、市民の暮らしを加味せずに一方的に値上げを行う計画になっている。これは、国の求める赤字解消が目的である。そうした国の在り方も、今、自助が大変強調されているが、そうした社会を進めていく上で多くの国民の皆さんの暮らしを保障する、社会保障としての国保の役割を後退させるものと考え、反対する。との反対討論がありました。

次に、賛成の立場から、国民健康保険財政の健全化を図ることとして、特に今後、財政的な状況を含めて国民皆保険を守る上で、町田市国民健康保険事業財政改革計画に基づき進めることは大変重要なことである。ただし、この財政改革に当たって、税率のみに頼るのではなくて、町田市も進めているが、データヘルス計画等も含めて、しっかり医療費の適正化、保険給付の適正化に努めて、そして市民、被保険者に理解してもらって、これから毎年の税率等も含めて理解してもらって進めてもらうことを求めて、賛成する。との賛成討論がありました。

次に、請願第2号の質疑終結後、
反対の立場から、この国民健康保険事業財政改革計画は、これからの非常に厳しい財政状況の中であっても大変重要なことだと思っている。ただし、それを進めるに当たって、税率改定だけに頼ることなく、市がしっかりと医療費の適正化、保険給付等の施策に一層取り組み、そして、取り組んでいる部分は市民の理解を得られるためにしっかりと説明をして、そして、理解をしてもらって、今後、毎年の改定になると思うが、その取組を一層重視してもらうことを求めて、請願第2号に反対する。との反対討論がありました。

次に、賛成の立場から、この第15号議案だが、結果的には、国民健康保険税を7年間、市民にとってだが、連続で引き上げられるものである。その間に国保税自体、制度が改定し、東京都に運営は移行したが、法定外繰入れに対する通達や考え方も変わってきたと感じている。2032年までに法定外繰入れをなくすなど、国の指導が強く行われている。しかし、国保制度を利用する人の生活は全く変わらない。それどころか、コロナ禍で職を失ったり、自営の商売がうまくいかなくなったり、収入が減ってしまう人たちも国保制度に加入することになる。他の自治体では、コロナ拡大の状況を踏まえて国保税の値上げを中止している自治体も、多くはないが、ある。全国市長会でも国に対して、こうした法定外繰入れの解消を一方的に押しつけることに対する反対の声も上げている。また、国が来年から実施に向けて改定する未就学児の均等割の削減については、子どもに優しい方向性は、子どもに優しい町田市をうたっている町田の施策としても、それを広げて、一歩先駆けて国保税の均等割の削減を子どもたちにプレゼントしたい。よって、請願第2号に賛成する。との賛成討論がありました。

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