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議案の概要・議決結果

詳細情報

議案名

町田市わくわくプラザ条例の一部を改正する条例

議案番号

第111号議案

提出日

令和元年11月29日

付託委員会

付託委員会
健康福祉常任委員会
審査日
令和元年12月13日
審査結果
可決すべきもの(賛成多数)

議決結果

議決日
令和元年12月23日
議決結果
原案可決(賛成多数)

議案の概要

委員会審査の様子

●委員 わくわくプラザのサービス区分とか受益者負担割合というのは、どの程度になっているのか。例えば、昨年度の稼働率とか利用料収入、利用料が免除されている割合はいかがか。
●担当者 2018年度においては、まず稼働率は77.4%となっている。受益者負担割合は7.8%となっている。そのうち減免率があり、減免率は81%となっている。収入額は37万9,350円となっている。
●委員 わくわくプラザは、選択的で民間で類似サービスがないという区分けだと思う。減免率が81%というので、ほとんどは高齢者の利用で、残り19%ぐらいが一般の利用になっているんだと思う。受益者負担の適正化ということでは、3割ぐらいの値上げになる。3割分上がる根拠はいかがか。
●担当者 まず、受益者負担割合が基本方針では50%を目安ということで考えられて設定されている。受益者負担割合は7.8%だが、これに減免したもの、こういった団体が料金を支払ったものと考えた場合40.9%になることから、この40.9%を50%に近づける形で考えた場合に約1.3倍ということになったものである。
●委員 81%は減免されているということで、残りの方たちというのは、私が見ている限りではほとんどが高齢者だと思う。条例を見ると、施設自体は60歳以上の方が利用できると書いてあるが、部屋を利用するのはその限りではないということなので、例えば、あいていれば若い人が使っても構わないんだと思うが、見ている限りでは、いろいろな高齢の方が使っているような気がする。この施設はほかに類似的なサービスがないという役割を持っているということなのに、受益者負担の適正化を課すという根本的な理由は何か。
●担当者 19%の団体に対して受益者負担の適正化を求めるという話かと思うが、その考えの大前提になるものが、その19%についても高齢者ではなかろうかというところがあるかと思う。19%の団体について、どのような年齢構成であるかということについては、指定管理でやっているので、町田市としても正確には把握していないが、利用の帳簿を見る限りは、例えば、英会話教室のようなものがたくさん入っているので、高齢者ではないのではないかと捉えている。
●委員 利用している方は団体の方が多いということで、実際に登録団体がどのくらいあって、どんな使われ方をしているのか。
●担当者 登録団体はわからないが、2019年7月の1カ月間の使い方を、手作業で集約したデータがある。減免という観点から言うと、町田市の事業、シルバー人材センターの利用、わくわくプラザの中に入っている町田市老人クラブ連合会の利用については全額減免となっており、減免の回数にも特に制限がないものとなっている。シルバー人材センターと町田市老人クラブ連合会の関連団体の利用については免除額としては全額だが、月に2回までの減免というものになっている。高齢者団体、半数が60歳以上の団体についても同様に全額減免、月2回までというものになっている。これらの団体だが、町田市シルバー人材センターと老人クラブ連合会の1カ月間の利用回数が45回ある。シルバー人材センターと老人クラブ連合会の関連団体の利用と高齢者団体の利用が120回となっている。それ以外の英会話教室であるとか、いろいろな趣味の会とかそういったものが17回、合計182回の利用ということがわかっている。
●委員 本会議の質疑の中でもあったかもしれないが、前回、値上げしたのは、消費税率がわったときに一度値上げされているという答弁があった。それ以前、これまでにこの わくわくプラザで、理由はどうであれ、値上げをしたタイミング、時期があれば教えてもらいたい。
●担当者 前回は2017年の4月に行っている。
●委員 この条例改正によって収入がふえた分、指定管理料は下がるということか。
●担当者 指定管理料には影響を与えない。
●委員 指定管理をしているほかの部署で使用料が上がった分、指定管理料を下げる効果があるという答弁が出ているところもあるが、それとは違うという解釈でいいのか。
●担当者 指定管理料の金額の設定には、その施設での収入を指定管理料に充てる方式と充てない方式があり、わくわくプラザについては、施設利用料を指定管理料の収入として充てないという考え方になっている。受益者負担の基本方針に基づいた値上げではあるが、これは収入増を目的としたものではなく、あくまで受益者とそれ以外の方の均衡を図ることが目的ということである。
質疑終結後、反対の立場から、わくわくプラザは、市内に居住する高齢者の社会参加や能力活用、地域交流の促進を図って、高齢者福祉、地域福祉の増進に寄与することが設置目的となっている。利用者対象をおおむね60歳以上としており、会議室の利用はその限りではないとはしていても、利用料を免除されているのが81%と、多くが高齢者福祉の利用目的で免除を受けている。このような民間に類似サービスがない役割を持つ施設の利用料を3割も値上げすることは、高齢者を中心とした利用者にとって、ささやかな趣味のサークルや会合さえ気楽にできなくなる負担増だと考える。よって反対するとの反対討論がありました。

次に、賛成の立場から、本来、公共施設利用料金などの値上げは、利用者側からは歓迎されない事案であることは言うまでもない。町田市受益者負担の適正化に関する基本方針に基づくものであっても、より市民の賛同を得るための説明努力と義務が行政側にはあると考える。
他の施設利用料金を含め一律に受益者負担をうたうだけではなく、その必要性と値上げによる結果が後の利用者の満足度が高まるよう、市民に向けてアピールされるように切望する。よって賛成するとの賛成討論がありました。

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