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議案の概要・議決結果

詳細情報

議案名

町田市立公園条例の一部を改正する条例

議案番号

第98号議案

提出日

平成28年11月30日

付託委員会

付託委員会
建設常任委員会
審査日
平成28年12月13日
審査結果
可決すべきもの(賛成多数)

議決結果

議決日
平成28年12月22日
議決結果
原案可決(賛成多数)

議案の概要

委員会審査の様子

● 委員 日向山公園を利用する人がひなた村の駐車場を使って無料になっていることについて、この条例の趣旨に合った形で料金徴収をしてほしいと思うがどうか。
● 担当者 ひなた村と日向山公園の利用者の区分については、今後どのような形でできるのか検討していきたい。
● 委員 今回のこの主要公園の料金改定によって、どれだけ収益が上がるか。
● 担当者 2015年度現在の実績で、支出が収入を1200万円ほど上回っている状況である。今回の改定や料金所の人員の配置などいろいろな改善策をとることによって、収入と支出のバランスがほぼとれると想定している。
● 委員 これまで無料であった1時間から1時間半までの公園の利用者が有料になるということだが、この方たちは駐車場利用者の中でどの程度の割合を占めているのか。また、何人ぐらい総数でいるのか。
● 担当者 1時間から1時間半までの方の割合は、2割ほどである。全体で27万6000台ほど利用しているので、5万5000台程度がその割合の台数になる。
● 委員 赤字を補填することが最優先となる条例改正というふうに受けとめてよいのか。
● 担当者 料金をいただくことに関しては、あくまでも利用される方と利用されない方の公平性の観点からというものになる。ただ、収支が余りにもよくないということであれば、市民の理解を得ることが難しくなってくると思うので、収支のバランスを確保していく考えの中で改定するものである。
● 委員 公園の駐車場については、受益者負担の適正化の観点からは必要だという考えでよいのか。
● 担当者 駐車場を利用される方、されない方という部分で、公平性を考えると、受益者負担の考えは必要だと考えている。
● 委員 金額が上がるということで、頻繁に公園などを利用している方々に対しての配慮というのは、何か検討しているか。
● 担当者 例えば有料のレシートを10枚集めて、持ってきていただいた場合は次回1回無料にするというようなことも1つの軽減策として導入する予定であり、頻繁に公園に足を運んでもらうという効果も踏まえて実施していきたいと考えている。

 
質疑終結後、反対の立場から、第1に、値上げする理由が、赤字解消先にありきで、これまでの公園の利用に関しての市の方針について変わることになると理解した。公園駐車場有料化の際、値上げ中止を望む市民の声に応えて、1時間半以内に公園利用者が過ごし帰っていく時間を保障するため無料にしていく、最大限影響を少なくするような配慮があったかと思うが、それもなくなってしまい、60分以上1時間半までの方を100円というふうに、これまで無料だった方を有料にするものである。 先ほど利用者の20%程度が対象となるということであった。また、二輪駐車場の有料化であるが、これも町田市の採算性を高めるための試算によって200円という利用料金が定められたということで、市民には納得、合意が得られないのではないかと考える。また、当初の本会議などの説明の中では、駐車場利用のあり方について不適正な申告によるトラブルということが1つの理由に挙げられていたかと思うが、そこまでして駐車場をできるだけ安く利用したい、無料で利用したいという市民がいるということを配慮していくべきではないだろうか。そういった方々を生んでいるということも、やはり見直していくべきだと思う。よって、駐車場料金の値上げとなる条例を改正する本条例については反対するとの反対討論がありました。

次に、反対の立場から、そもそも公園の駐車場の有料化というのは、受益者負担の論理でやっているというのが市の考えだろうが、不特定多数の方が利用するのが公園である。したがって、受益者負担の論理が当たらず、結果的に赤字をもたらしたのが、この公園駐車場の有料化であり、それを上積みするような形での有料化値上げは、納得ができない。現在、赤字を抱えているということであるが、これは別の方法によって解消すべきであって、1つ1つの公園の有料化の値上げによってするべきではないという立場から、この条例については反対するとの反対討論がありました。

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