町田市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例
第70号議案
平成28年8月30日
● 委員 この条例改正を行う理由や算出根拠は何か。
● 担当者 まず、条例改正の理由についてであるが、し尿処理手数料は20年間、改定しておらず、2009年に行われた包括外部監査で、負担額の均衡を図るよう指摘を受けた。その後、町田市公共用水域水質改善10ヶ年計画で目指している市内全域の水洗化率100%の達成に向け、下水道への接続や合併処理浄化槽への切りかえを促進するという方針にあわせて、し尿処理の手数料についても改定することにした。次に、算出根拠であるが、2000円については、現在、下水道の使用料金が1ヵ月当たりに割り返すと約2000円になるということである。4000円については、今までの委託料や人件費から割り返すと、約4000円という数字になる。また、八王子市といった近隣市との均衡も考慮し、4000円という数字は適正な金額であり、受益者負担の考え方にも即すると考える。
● 委員 経済的理由以外で、下水道に接続したいけれども、できないという状況もある中で、3年たって4000円になるというのは、かなり負担が大きくなると思うが、今後、処理手数料についての減免制度の拡大というのは検討しないのか。
● 担当者 町田市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例施行規則の中に、処理手数料の減免ということで規定しており、現在はこの基準のままでいきたいと思っている。
質疑終結後、反対の立場から、今さまざまな状況のもと、水洗化を進められていないお宅の多くが経済的理由であったり、あるいはさまざまな事情でつなげないという方々が多い中で、このような負担増をいきなり行うというのは、家計に対する負担としても、また公共料金のあり方としても大変疑問を持つところであり、反対するとの反対討論がありました。