町田市立公園条例の一部を改正する条例
第34号議案
平成27年2月26日
● 委員 芹ヶ谷公園について、以前、新しく区割りをやり直した時点で非常に狭くなっているということで、事故を起こした人の責任を問うたが、そういう観点からするとこれはどうなるのか。
● 担当者 我々も実際調査をして、狭いという認識があるため、来年度、検討していきたい。また、中型車がとまることは想定していない。
● 委員 利用者の利便性の向上と負担の公平性の確保について、具体的に教えてほしい。
● 担当者 まず、利用者の利便性については、現在、Jリーグ、ラグビーといった試合開催時の野津田公園を想定しており、前払い金制にすることで出庫時の渋滞緩和を図るものである。次に、負担の公平性については、大型自動車や中型車の使用面積や出入り口の確保を考えると、公平性が保たれていないのではないかといったことから、料金設定を加えたものである。
● 委員 混雑の緩和が目的となっているということだが、一方で公共交通を利用することへの啓発を促す努力も並行して必要になると思うがどうか。
● 担当者 料金設定をバス代と同程度にしており、市としてはなるべくバスを利用していただきたいと考えている。また、来年度から薬師にバスベイをつくり、いずれは野津田公園までの直通バスということも視野に入れながら、公共交通への誘導をしていきたい。
● 委員 野津田公園以外の公園についても、条例で一律料金を指定していくことにはどういう意味があるのか。
● 担当者 例えば小野路球場で野球があり、非常に混む状況が続いた場合や、どこかの公園でイベント等が開催されて、終わったら一斉に出るといったことが想定される場合にも適用できるように対象としている。
質疑終結後、反対の立場から、そもそもこの議案は、公園の駐車場の有料化条例の一部であり、修正議案と認識をしている。その中で、いわゆる受益者負担の公平性の部分で、従来、我々が指摘しているとおり、公園の駐車場については公平性を保つために、やはり無料に戻すべきだと主張してきている。その中で今回、イベントの開催時における有料化というのは賛同すべきところだと思うが、ただ、今回、一律500円というところで、公園の通常利用者も、やはり一律500円を取られるというところで、公平性に欠ける部分が見受けられる。また、利用者の利便性を考えたときにも、公共交通の啓発であるとか、改善すべき点は多々あると思う。そういった中で今回、この時期にこの修正議案を、条例を出す意味合いというのはもう少し待ったほうがいいのではないかという考えのもと、本議案に反対するとの反対討論がありました。
次に、反対の立場から、本条例は、公園駐車場を有料化したことに伴い、生じた問題を一律料金という形で徴収するものである。しかも、通常の利用者も一律料金となり、実際には負担増となる利用者も出てくるということであった。矛盾を生じさせた根源である公園駐車場を無料にすることが解決の道であるとの反対討論がありました。
次に賛成の立場から、この間、幾つかの点で公園駐車場の有料化の導入には無理があったことは皆さんご承知のとおりで、行政も最終的な行政責任はとらなかったが、幾つかの改善点が加えられている。今回の点も出入りの面でスムーズにさせるということがあり、先ほど芹ヶ谷公園の利用方法で改善も検討されるということであったので、改良点をさらに見詰めてもらうということで賛成するとの賛成討論がありました。