町田市スポーツ推進条例
第19号議案
平成25年2月25日
● 委員 スポーツ関連団体、市民、ホームタウンチームの3者が同等にスポーツに親しむことがしっかりと条例にうたわれているのか。
● 担当者 この条例はスポーツの推進についての理念を載せているが、それぞれの立場の中での協働をもって、いわゆるスポーツの振興を盛り上げていこうということが根底にはある。
● 委員 この条例によって市の計画にどういう影響が与えられるのか、また、何か縛られることがあるのか。
● 担当者 縛るというのは特にないが、この条例の承認を受けたら、その次の段階としてスポーツ推進計画というものを定めていこうと考えている。
● 委員 現段階で何か予算を想定しているようなことはないということか。
● 担当者 そのとおりである。
● 委員 総合的かつ計画的にスポーツの環境整備をしていくということだが、今、市として不足しているスポーツ施設はどのようなものと捉えているのか。
● 担当者 市民スポーツを広めていくには、今ある学校やスポーツ広場など市民に一番近いところの施設を充実していく必要があると感じており、そういったところから順次取り組んでいきたいと思っている。
● 委員 第4条に「スポーツ関連活動に関する環境整備をしなければならない」とあるが、例えばホームタウンチームの練習場も全部市が用意しなければならないのか、どの範囲までホームタウンチームの面倒を市が見ようとしているのか。
● 担当者 施設整備にしても広報活動にしても側面的な支援ということで、必ずしもそういったところまで責務を負うことは考えていない。
● 委員 第4条について、スポーツ関連活動に関する環境整備、あるいはスポーツ関連活動に対し広報その他の方法による支援を義務化しているが、環境整備の範囲というのはどこか別の形でルール化するのか、また、「その他の方法」という部分はどのあたりの範囲まであるのか。
● 担当者 今までどおり側面的支援ということである。専ら広報活動で、その他の方法というのは、その都度の状況に応じて考えていく。特定にどれをやるということは今のところ定めていない。
反対の立場から、質疑の中でいろいろ明らかになってくる中で、やはりスポーツを市民、市民団体、ホームタウンチームも含めて謳歌できるような環境整備というのが市の責務として書かれていたので、そういうことに力を注ぐのかと思ったが、具体的には学校施設の開放、市民のスポーツ環境としてはそういったことが挙げられた。学校施設というのは教育機関であり、そういった施設を一般の市民団体のスポーツのために使うという、今までは市民の皆さんに活動していただきながら、あくまでも学校が主体としてきたわけだと思うが、それがまた別のものになってしまうということでは、やはり大きな問題があると思う。また、地域のコミュニティーの核としての学校施設という役割も大きく変わってくるのかと思うので、そういったことも含まれているこのスポーツ推進条例については賛成できないと思い、反対するとの反対討論がありました。