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議案の概要・議決結果

詳細情報

議案名

平成25年度(2013年度)町田市病院事業会計予算

議案番号

第13号議案

提出日

平成25年2月25日

付託委員会

付託委員会
健康福祉常任委員会
審査日
平成25年3月12日

議決結果

議決日
平成25年3月27日
議決結果
原案可決(賛成多数)

議案の概要

委員会審査の様子

● 委員 入院と外来の規模をどの程度に設定するのかというのはすごく重要な問題だと思うが、紹介、逆紹介の考え方について、今年度どのような取り組みを行っていくのか。
● 担当者 2016年度までに紹介率を60%、逆紹介率を30%という目標を設定している。特に逆紹介については、30%の目標があと2%ということで、各科が症状の安定した患者様を地域に戻す取り組みを積極的にやることと、院内にかかりつけ医紹介コーナーをつくり、逆紹介を進めようという取り組みをしている。
● 委員 逆紹介を進める取り組みの中で具体的に患者さんから上がってきている声、また、市内の医療機関から出されている声について伺いたい。
● 担当者 患者様の声は、市民病院で継続して診てほしいという声は確かにあるが、仕組みをご理解いただくためにも、かかりつけ医案内コーナー、院内の情報誌等も使って患者様にはお願いをしている。一方、医療機関からの声だが、期待されている声は高く、仕組みを応援してくださる医療機関は多いと実感している。
● 委員 今後の財政運営の見通しについて伺いたい。
● 担当者 2013年度についても赤字予算ではあるが、資金収支上は約2億円のプラスと考えている。
● 委員 医師、看護師が働き続けられる職場環境にしていくことへの具体的な取り組みについて。
● 担当者 認定看護師の資格取得の支援制度をつくり、研修を受けるための若干の費用負担をする制度もつくらせていただいた。そのため認定看護師もふえてきており、病院全体の看護師のレベルアップにもつながると考えている。また、看護師寮を2013年度から本格的に拡充する。
● 委員 夜勤の看護師さんたちの具体的な支援の方法について。
● 担当者 選択制夜勤をとって、負担がない形で夜勤勤務ができるようにしている。また、院内の24時間の夜間保育を利用していただきながら、安心して仕事につけるような形にしている。
● 委員 耳鼻科医師が何年も非常勤が続いていると思うが、市民病院の耳鼻科で医師がいないという状況は、2次的救急医療病院としての耳鼻科の役割を果たしにくい部分があるかと思うが、どうお考えか。
● 担当者 我々としてもこれは最大の課題だと思っている。派遣元に働きかけをしているが、これは何とかしなければいけないと考えている。
● 委員 市民病院はかなりの部分を院外処方に出しているかと思うが、院内で提供される薬もあるのか。
● 担当者 外来の患者様に対しては、基本は院外処方にしているが、診察室で先生と相談していただいて院内にするということもある。また、公費負担の患者様の場合も院内で処方する形で分けてやっている。
● 委員 院外処方について、医療機関と市民病院との連絡調整などはあるのか。
● 担当者 薬品も含めて院外の医療機関と医師との間の連携はとっている。その中で薬についても情報交換をしながら医療を進めていると考えている。
● 委員 放射線機器保守点検事業について、どういうところに委託するのか、また、今まではどういう方法をとってきたのか。
● 担当者 委託先はシーメンス・ジャパンという会社を予定している。今までは1年ごとの契約でやっていたが、保守点検については複数年契約に移行している。
● 委員 新たに買う機器もあるかと思うが、そういうものに対しての保守点検はどう考えていくのか。
● 担当者 どの医療機器についても、故障して1日動かなくていいというものは一切ない。オンコール、フルタイムで対応ができる保守契約をし、稼働をとめないという前提で動いている。
● 委員 高レベル、全国でも数少ない高額の医療の研究をしていくということだが、その内容について教えていただきたい。
● 担当者 現在、市民病院にない医療機能を将来どうしていくかということを大きな課題として考えている。将来の医療機能の基礎調査ということで、患者さんがどういうことを求めているのか、周りの病院の分布から見て市民病院にその機能が必要であるか、また、導入する場合の課題はどういったことがあるのかなどを調査したいと考えている。

質疑終結後、反対の立場から、安心して暮らすことができる地域をつくる上で公立の中核病院としての市民病院の役割は非常に増していると思う。質疑の中でもさまざまな具体的な改善などを図られていると思い、その点については評価をするものであるが、今回、不足額の補?は留保資金で行うということであった。また、病院の中期経営計画に基づいて一般会計からの繰り入れ、具体的には法定額のとりわけ医業収益のほうについては若干の不足があるということもわかった。さらに、自立支援医療の診断書は5,000円になったわけであるが、これは引き下げるということを改めて求めておきたい。よって第13号議案に反対するとの反対討論がありました。

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