平成24年度(2012年度)町田市下水道事業会計予算
第12号議案
平成24年2月27日
● 委員 管渠費のうち、調査設計委託料について、市街化調整区域における下水道(汚水)基本設計業務委託は、市街化区域が終わって、これから調整区域にも入れる状態になったということか。
● 担当者 2013年度を目途に市街化区域がおおむね終了し、今後、市街化調整区域の公共下水道をどのようにやっていくかというところの検討に入る内容である。ここで、公共下水道区域と合併浄化槽区域を、経費等を見て、すみ分けをしたいと考えている。公共下水道区域においては都市計画決定事業ができる状況をつくらなければならないことから、法律的な手続を行うことになる。きちっとした範囲を設定しないと事業が前に進まないことから、3年間の債務負担で事業を進めたいと考えている。
● 委員 面整備は計画どおり進んでおり、今後は枝線だと思うが、枝線であれば町田市内の業者でできると思う。委託のあり方をもう1度検討したほうがよいのではないか。
● 担当者 今後、市街化区域の雨水整備が完了するため、事業量は大幅に減ってくる。その様な状況の中、やはり我々職員の技術力を維持向上させなければならず、何でもかんでも委託をしてしまうと、どんどん落ちてしまうことになる。職員の育成も考えた上で、どういう仕事を公社に委託するかを慎重に選定していく形で今後の契約は結んでいきたいと考えている。
● 委員 面整備が終わって、今後は維持管理の方向にシフトしていかなければならないと思う。来年度予算で何か取り組みがあるのか。
● 担当者 汚水管の長寿命化を図るに当たって、まず、最初に考えているのが、小川処理分区である。いわゆるつくし野地区の汚水管が非常に老朽化が激しいという結果が出ており、来年度と再来年度の2カ年で面的に、テレビカメラ調査で長寿命化の調査を行う。その結果から長寿命化計画を策定し、これを国に申請後、平成26年度から長寿命化の工事に入っていく計画でいる。
● 委員 処理場費のうち、下水処理場整備委託料について、成瀬クリーンセンターで耐震補強工事があるが、この耐震補強工事をすれば、他は問題ないと考えてよいのか。
また、鶴見川クリーンセンターは耐震補強工事がないが、問題はないのか。
● 担当者 成瀬クリーンセンターは、池の部分の3分の2については耐震補強が完了している。2012年度で残り3分の1の耐震補強を実施する予定で予算化したところである。鶴見川クリーンセンターは、供用開始が平成2年で比較的新しい耐震基準でできている。成瀬クリーンセンターは昭和52年供用開始で、古い耐震基準になっているため、まず成瀬クリーンセンターの耐震を優先したということで、今後も成瀬クリーンセンターの耐震補強を続けていく予定である。