町田市公共下水道事業(2011年度から2012年度までの事業の一部)に関する業務委託契約
第60号議案
平成23年6月8日
● 委員 現在、人口普及率95.7%で、この委託契約期間内に100%を目指すということだが、具体的に方策を検討しているのか。
● 担当者 現在は相原町が中心で、相原町の西部地区に来ている。この委託の中で相原町の大戸まで行く予定であり、市街化区域の面整備はほぼ終わりに近づく。一部、都市計画道路予定がある区域で、具体的には芝溝街道について、都道の拡幅計画があり、ここの整備が進んでいない状況がある。道路がいつできるのか、はっきりしていないため、暫定管で整備をしていく形で、これから計画を立てていきたいと考えている。
● 委員 耐震化の問題で、技術的に新たな開発がされたり、管そのもの、あるいは工法で何か取り入れているものはあるのか。
● 担当者 柏崎市に派遣された際に、汚水枝線のマンホールと管の継ぎ手のところに伸縮可撓継ぎ手というものを使っていて、それがかなり効果があったのを見てきている。その結果から、その後の工事については、すべて可撓継ぎ手を使う形で、地震が起きても管とマンホールが逸脱しない施工を行っている。耐震工法は、幹線については2000年から耐震工事を行っており、枝線についても、今細かく耐震事業を行っている。
● 委員 地元の業者の育成という点ではどのような対策がとられているのか。
● 担当者 東京都新都市建設公社は、総合評価落札方式という、単純に落札金額だけで業者を決めるのではなく、市内業者が受注しやすい仕組みを組んでいる。具体的な内容は、入札額の価格点のほかに工事の成績評価点、市内に本店または支店がある場合についての加点、また、市内の防災協定などに入っているかどうか、そういったことでの加点等があり、市内業者が契約しやすい形をとっている。この方式を設けてから、以前は約20%であったが、約50%を市内業者がとっている。
● 委員 今までは細かな、あふれたところを部分的に工事をしていたが、それが今回本格的になって、浸水箇所が多いエリアから始めると言っていた。基本的にはそういうことでよいのか。
● 担当者 今回行うものは、3年前の集中豪雨に伴って被害があったところをやるわけだが、今後は、過去10年間の浸水履歴に伴い、どこを優先的にやったらいいかをつくっている。今後はそれに沿う形で雨水整備の計画を立てていこうと考えている。