町田市こころみ農園条例を廃止する条例
第25号議案
平成23年3月2日
● 委員 こころみ農園条例の廃止の理由と対応は。
● 担当者 現在、市内には50以上の施設があり、市で率先してやっていく意味も薄れ、また、民間の力を利用して、よりよい障がい者施設にしていくということで、民営化に踏み切りました。 それに向けて、実際に運営していただく法人と市と親の会の3者で連絡会を設け、スムーズな移行に向けて話し合いを進め、ほぼ終了しています。
● 委員 専門的なノウハウなどどのように継続されるのか。
● 担当者 今までの職員を技術指導として、当面3年間、一緒に栽培を行うことで継続し、それが不十分だと考えられる場合には継続も考えていきます。
● 委員 工賃など条件はこれまでどおりか。
● 担当者 最終的には法人のほうで、決定するようになります。
● 委員 移行する施設の形態は。
● 担当者 民営化と同時に障害者自立支援法の施設に移行となり、就労継続支援のB型になります。
● 委員 園生にも信認の厚い職員の方が、ある意味変わるという大きなショックと、地震で、活動中に揺れを体験された園生など、メンタルな部分での大きなショックと2つあるということで、丁寧な移行をお願いしたいが、どうか。
● 担当者 実際に地震の後も何度か連絡をとって、ケアなど、職員にするように話をしており、現状として、影響は出ていません。
質疑終結後、反対の立場から、「こころみ農園は、昭和52年より、町田市で最も古い障がい者の通所施設として、市のさまざまな障がい者施策の重要な部分を担ってきた。これを民間に委託するということは、これまで町田市が果たしてきた公的な施設の姿、基準というものがなくなってしまうことになると考え、また、今回、公立から民間に委託されるということで園生の方、ご家族の方の移行に対する不安もぬぐえないと思うため、この条例に反対する」との反対討論がありました。