平成23年度(2011年度)町田市下水道事業会計予算
第11号議案
平成23年3月2日
● 委員 予算のポイントの中の、汚水未整備地区の解消ということで、管渠の整備が行われるが、下水の本管整備と合併浄化槽の整備の関係について、町田市は、今後どういう方針を持っているのか。
● 担当者 町田、鶴川処理区に点在する汚水未整備地区の解消についてですが、基本的に本管整備で行う予定です。ただ、現在、未整備で残っているところは非常に様々な問題があります。そのようなところは問題を解決しながら、順次整備していきます。基本的に浄化槽を本管にかえる方向でやっていきたい。
● 委員 未整備地区は、今どのくらい残っているのか。また、個別に進まない地域の事情はどうなっているのか。
● 担当者 汚水管整備の人口普及率は、95.6%で、残りが4.4%です。2013年度までに汚水管の面整備はおおむね完了し、その時点の整備率が98%くらいで、2%が残ります。これについては、調整区域や都道などで道路が拡幅されていない芝溝街道、高さの関係で下水がとれない低地、あるいは用地の問題で、その了解が得られないなど、様々な問題があるところが今残っています。道路の未整備は、道路がいつできるかわからない状況があり、どういう形で整備ができるかについて、今、おこなっているビジョンの中で検討しています。あとの未整備地区については、低地であればポンプアップなどの形でやるが、やはり用地の問題が絡むところは最後まで残るのではないかと考えています。
● 委員 成瀬クリーンセンター整備費のうち、下水処理場整備委託料について、成瀬クリーンセンターと鶴見川クリーンセンターの耐震状況はどんな状況か。また、今年度の工事を行った結果、耐震化率が48%となると書いてあるが、どういうところが残っているのか。
● 担当者 成瀬クリーンセンターの耐震化は、2010年度と2011年度で水処理棟の耐震工事を行います。これは全部で1系列から3系列という池があるが、その2系列目と3系列目の耐震化工事が2011年度で完了します。同じく残りの1系列目について、2011年度の一年間で耐震化工事を進めます。鶴見川クリーンセンターは平成2年に動き出した施設であり、新耐震構造になっているため、耐震化工事は現在のところ予定されていません。ほとんどが成瀬クリーンセンターの耐震化工事になり、その耐震化率が48%になります。その後のスケジュールは、2014年は管理棟本管の耐震補強工事まで予定されています。2015年は、下水が最初に入る処理施設である沈砂池棟の耐震補強診断を行います。2016年度は、水処理棟の下の槽の部分、器の部分の耐震診断を行う予定です。