令和5年度(2023年度)町田市国民健康保険事業会計予算
第8号議案
令和5年2月21日
●委員 収納率が95.73%、これは前年度に比べると1%以上 上がっているが、この上がった理由は何か。
●担当者 収納率向上の取組を納税課で行っている。例えば、今年度で言うと、4月からスマートフォンアプリを利用したキャッシュレス決済の納付、auPAYとかd払い、J-Coin Payを追加して、納税される方の利便性の向上を図った。また、キャッシュレス決済、納付、クレジット払いを納税相談時に案内するほか、案内チラシを特別催告書や納付書に同封して周知する、このような様々な取組をした結果、収納率が上がった。
●委員 支出のほうで徴税費の中で今回、郵便料だが、3,400万円ぐらい計上されている。これは前年度に比べると倍以上になっているが、この倍以上になった理由は何か。
●担当者 国民健康保険の保険証が2年に1回、発送、更新作業があるので、この分の郵便料が加算されている。
●委員 この発送に合わせて滞納者、2年以上滞納した人には資格証がこの送料の中で送られるのか。
●担当者 資格証の発送については2年に1度、更新作業という形で行っている。2023年度については10月に改めて資格証の発送作業を行うので、こちらの分の郵送料も含めてということになる。
●委員 現状で資格証になっている方は何人ぐらいいるのか。
●担当者 2023年2月現在の発行件数だが、94世帯に発行している。
●委員 国民健康 保険事業の中で滞納して資格証になった場合のペナルティーは、実際医療費などの問題で、この94世帯の方はどういった状況になっているのか。あと、どうしても医者にかからなければならない場合もあるが、今は国民健康保険の収納なども一元化になっているので、直接 国民健康保険の窓口に来るのか、もしかしたら滞納しているので納税課に相談に来るのか、どういう対応をどの窓口が取っているのか。
●担当者 滞納している方の相談は、保険年金、国民健康保険に関しては納税課に一元化されている。資格証の場合は、どのような取扱いになるのかについてだが、医療機関にかかった場合、10割負担で支払ってもらう形になる。その後に、こちらから7割分を返す手続をする中で、納税相談の機会を確保する目的で行っている。それと、病気等により緊急的に入院等がある場合だが、相談の上、必要と認められる場合については3割証の発行をしている。
質疑終結後、反対の立場から、
連続する税率改定により、2023年度の国民健康保険税収入は前年に比べて増加している。また、それは被保険者への負担増となって現れている。また、収納率を95.73%とし、徴収一元化による滞納者への徴税強化は、資格証の発行というペナルティーを課している。2年に1度の資格証明書を発行する郵便料も、今回の予算の中に盛り込まれている。被保険者の高齢化、低所得化が深刻になる下で、町田市が住民の福祉の増進という地方自治体の役割を発揮することが大事だと思う。以上の立場で第8号議案には反対するとの反対討論がありました。