包括外部監査契約の締結について
第25号議案
平成29年2月24日
●委員 包括外部監査に10年ぐらい、1,200万円ぐらいかけているが、町田市として包括外部監査をやって何か成果があるという考えか。
●担当者 監査で重要なのは、指摘をいただくことだけではなくて、それをもとに行政事務をどうやって改善していくかが重要で、そこが成果ではないかと考えている。
●委員 包括外部監査を否定はしていないが、毎回どのような内容でも同じ額というのが腑に落ちない。内容によって予算の根拠を示すことは不可能なことなのか。
●担当者 今年度、人口規模が同じところ、それ以上のところに、予算編成時に来年度のテーマを決めて予算をとっているかという質問をしたが、どこの自治体もそういうことはしていなかった。前年のものとか、近隣の自治体の動向を見て、そこで決めているところがほぼ全てだった。
●委員 他市がやっていないから、うちもそうしますということか。
●担当者 新年度に包括外部監査人がテーマを決定するので、前年度の予算編成時に、そのテーマで見積もりをとるということは、新年度になって、包括外部監査人のテーマとずれる可能性もあるので、非常に難しい。
●委員 金額が高いからいいとか、低いからいいと言っているわけではなくて、妥当性が見えないではないか。
●担当者 今までの監査の報告書はそれなりのものが上がっていると認識しているので、1,200万円は妥当であると認識している。
●委員 監査業務というのは、特に行政の場合、必要になるのはコンプライアンスなので弁護士が、テーマが労務だったら社会保険労務士とかが入っていくべきだと思うが、今後の補助員の構成はどのように考えているか。
●担当者 監査テーマによっては、法令遵守が重要である。財務監査が主にはなるが、監査テーマ、内容によっては、そういったところを重視して、今後の進め方を包括外部監査人と十分協議をしながら進めていきたい。
質疑終結後、反対の立場から、これまでも包括外部監査のテーマなどは受益者負担の適正化、あるいは債権管理など、市民の実態に合わない負担増を求める監査が行われてきた。監査については、やはり市の監査を基本とし、そちらを充実させるべきと考え、反対するとの反対討論がありました。