一人一人の子どもの命の重みを配慮して成瀬小学校正門前の「手押し信号」の交通安全状況の調査を町田市議会(文教社会常任委員会)と市教育委員会事務局に求める請願
請願第10号 (令和08年)
令和8年5月28日
※審査の様子は町田市議会の公式記録ではありません。公式には、会議録が公開され次第「会議録」のページからご覧いただけます。
請願者より意見陳述として、請願項目 「一人一人の子どもの命の重みを配慮して成瀬小学校正門前の『手押し信号』の交通安全状況の調査を町田市議会(文教社会常任委員会)と市教育委員会事務局に求める請願」について、陳述がありました。
●委員 実際に子どもが渡る安全状況を手押し信号のところで見てくださいというこの請願は、どういう意図があるのか。見に行くだけではなく、それ以上に何かあるのか、その思いを詳しく話してほしい。
●請願者 実際に町の中で起こっている心配なことや、問題などを把握して、どう対応するのか、教育委員会と対応の仕方を具体的に練り上げていくのは、市議会、各常任委員会のとても大事な役割と思った。これを放っておくと、子どもが危ないという気持ちがずっとあり、そこは、市議会の皆さんや教育委員会とは共通すると思う。最終的には、教育委員会は対応してくれてよかったと思っている。具体的な動きが出たが、これから様々なケースもあると思い、きちんと継続するのかということもある。それを支えるためには議員一人一人に見てもらい、教育委員会とも協力して、市民や子どもを守ってもらうのが、本来の在り方と思ったので、見に来てくださいと請願した。
次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は、請願項目の願意に沿うことはできないものと考えているとのことでした。
●委員 様々な対策を検討しながら、通学経路の変更と正門前の青信号の時間の延長などをして滞留を抑えたりしてきたが、目の前に正門があると、心理的にどうしても動きにつながってしまうこともあるとは思う。この6月からシルバー人材センターの人を配置したのは、どういう背景か。
●担当者 これまでも地域のボランティア、保護者には通学の見守りをお願いして、協力してもらっている。成瀬小学校の正門前の信号についても、旧南成瀬小学校の時代から地域の方、ボランティアに見守りをお願いしていたと聞いているが、統合後、保護者組織や、地域の方との体制がまだ十分取れていない状況から、その体制が取れるまでの間、シルバー人材センターの委託を行い、見守り員の配置をした。
●委員 様々なことが起こり得るが、児童に対して、急いで出てしまうような行動を起こさないように、何か手を打っているか。
●担当者 通学時に限らず、日常生活の中においても信号を守って渡るというのは非常に大事なことだと考えている。通学の安全指導については、学期の初めや長期休業前に全校集会等で安全指導を行っていると学校から聞いている。また、月に1回各学級において安全指導の日を設けて、指導をしていると聞いている。学校に対して、通学状況に関して意見をもらうたびに全校児童に対して交通安全に対する指導をすることも聞いているので、様々な場面で交通指導を行っていると認識している。
質疑終結後、賛成の立場から、教育というものは、常に現場で物事が起きていて、市議会議員並びに教育委員会は、常に現場の視点に立って物事を考え、現場を見ることが必要だと考えている。請願が複数回にわたり出されていること、また、ヒヤリハットの現象が何回か起きていることからも、大きな事故が起きてからでは遅いと思う。その前にしっかりと現場を見て調査をすることが必要だと思っている。以上により、本請願に賛成するとの賛成討論がありました。
次に、反対の立場から、まず、町田市内には現在62の小学校があり、通学路の安全対策を必要としている場所は成瀬小に限らない。そして、特定の1校を文教社会常任委員会及び教育委員会事務局が個別に調査するのは、公平ではないと考えた。そして、6月よりシルバーの見守り員が3人配置され、今後も現状を見ながら続けて、実際に調査をしているということで、1つ課題が解決されているのではないかと考えた。しかしながら、私もこの場所を見に行ったが、決して安全だと思っているわけではない。見守りを続けてくれている方はじめ、地域の皆さんの不安は重いものであると認識していて、今後も見に行こうと思っている。しかし、特定の1校を特別に扱うことの是非について考えた結果、反対するとの反対討論がありました。
次に、賛成の立場から、請願項目としては、横断歩道の子どもたちの通学状況から安全対策、横断歩道、手押し信号の見守りをつけて、子どもたちの通学の安全を守ってほしいという切実な要望であり、審議の中で6月から見守り員をシルバー人材センターにお願いをして、既に対策を取っていること、また、今後も継続してその状況を把握する、現地に行って見ていくと答弁もあり、請願者の請願の項目については既に実施をされていると確認がされた。その点は、教育委員会、学校教育部は重要な判断をしたと思っている。同時に、文教社会常任委員会の委員にも現地を見てほしいという趣旨についても、朝の時間帯の交通量が多く、1校1校本当に現状が違う中で、出された請願に対して現地をしっかりと確認をして判断することは議員の役割だと思う。子どもたちの登校の様子は話を聞くだけでは分からないこともあり、現地に行ってみなければ体感できないものもあると考える。市長、教育長、学校教育部長も現地を見ているとのことなので、市議である私たちも、そうした請願の項目に対して現地を視察することは必要であると考え、請願に賛成するとの賛成討論がありました。