議員提出議案第21号
小中学校・保育園・幼稚園・公園などの土壌の放射性物質の測定と、学校給食(牛乳などを含む。)の放射性物質の測定を求める決議
町田市は、剪定枝資源化センターで作った、チップたい肥(土壌改良材)の放射性物質を測定・分析し、国から示された暫定許容値を上回る数値が測定された、と発表している。
この剪定枝は市内から集めたものであり、町田市内の樹木や葉っぱにも無視できない高い濃度の放射性物質が含まれていることを示している。
また、国の暫定規制値を上回る放射性物質が含まれた牛肉や製茶が既に各地で市販された事実が明らかになり、既に一部には家庭で食用されているケースも発生している。それぞれの食品は出荷段階で厳重な測定検査が行われているはずであるが、上記の例が発生していることで、他の食品においても市場に流通している可能性も否定できない。
これらの事態に対して、市民、特に子育て世代の市民は、様々な不安や懸念を抱いており、その実態を詳しく行政が調べ、公表することを期待している。
よって、町田市議会は、町田市に対して、次の事項の実施を求める。
1.町田市内における小中学校・保育園・幼稚園・公園などの土壌の放射性物質の含有量を、速やかに町田市が検査機関に依頼して測定調査を実施し、公表すること。
2.学校給食(牛乳などを含む。)の放射性物質の含有量を、定期的に町田市が検査機関に依頼して測定調査を実施し、公表すること。
以上、決議する。