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議案の審査状況(議案のカルテ)

第81号議案 町田市国民健康保険条例の一部を改正する条例

議案番号
第81号議案
提出日
平成29年11月30日
付託委員会
健康福祉常任委員会
委員会付託日
平成29年12月12日
委員会審査結果
可決すべきもの
委員会審査日
平成29年12月14日
議決結果
原案可決
議決年月日
平成29年12月22日

議案の概要

国民健康保険税の賦課方式を変更するとともに、納期ごとの分割金額に係る端数処理の方法を変更するため、所要の改正をするものです。

委員会審査の様子

●委員 国保の被保険者の所得が他の保険制度に比べて低いという構造的な問題に関して、町田市は国にどのようなことを求めているのか。
●担当者 加入者の所得状況が低く、また、高齢者が多いために保険給付が多いという構造があるので、 市長会を通じて国と都に公費の投入をお願いしている。
●委員 国に公費負担を求めるのはこの制度に問題があると認めているからだと思うが、制度の安定性を担保するために公費負担をこれ以上ふやせないという先ほどの答弁と食い違いがあるのではないか。
●担当者 国と都に公費を要望するのは財政支援のお願いであって、制度に矛盾を感じているわけではない。
●委員 保険税は過去2年間で25%上がり、今回も値上がりする世帯があるが、仮に上げなかったら市民の生活にどのような影響があるのか。
●担当者 その場合は保険税で必要な費用が回収できなくなるので、一般会計からの繰入金がふえることになる。 一般会計からの繰り入れは市民の税金で成り立っているので、社保協会けんぽ等、 既に自分の保険料を払っておきながら、さらに税を納めて、その税の中から国民健康保険の費用を負担するといった影響がある。
 
質疑終結後、第81号議案に反対、請願第13号に賛成の立場から、今回の請願の趣旨は、来年度からの国民健康保険税が実質3年連続の値上げになる条例改正が示されたことに対し、被保険者である多くの市民が悲痛の叫びを上げ、値上げ中止を求めているものである。 請願の陳述者から生々しい実態も示され、また、この2年間で平均約25%も町田市の保険税が値上げされてきたことが明らかになっている。国保税の高騰を招いた大きな要因は加入世帯の貧困化及び国の予算削減である。現在、年金生活者や非正規労働者などが加入者の大半を占めている。国は国保の財政運営に対する責任を後退させてきた。 このように加入世帯の貧困化と国の予算削減が同時並行で進む中で、 国保加入者の1人当たりの負担率は年々上がり続けている。 低所得者が加入する医療保険なのに保険料が高いという構造矛盾は、全国市長会、知事会でも繰り返し国に対し改善を求めている。 先ほどの答弁で、 市としても求めていると報告があった。 この問題を根本的に解決するには制度の抜本的改善が必要である。 国の改善を待たず、市町村による一般会計からの繰り入れなどがどうしても必要である。 低所得者や中間層の国保税の負担を重くする今回の不合理な改定には賛成できない。 また、国保税には均等割という仕組みがあるが、これはまるで人頭税あるいは子育て支援の逆行などという批判の声が陳述者からも上がった。 赤ん坊1人にも応益負担を強しいるこのようなやり方は認められないため、 第81号議案に反対し、 請願第13号に賛成するとの討論がありました。

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