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議案の審査状況(議案のカルテ)

第12号議案 平成29年度(2017年度)町田市病院事業会計予算

議案番号
第12号議案
提出日
平成29年2月24日
付託委員会
健康福祉常任委員会
委員会付託日
平成29年3月10日
委員会審査結果
可決すべきもの
委員会審査日
平成29年3月13日
議決結果
原案可決
議決年月日
平成29年3月28日

議案の概要

委員会審査の様子

●委員 今回出ている純損失の7億円強を埋めるためにも、予算化した11億円にとらわれず必要な負担金交付金を充当するという判断はなかったのか。
●担当者 病院の中期経営計画上では2020年に黒字化を目指している。そこが転換点になって少しずつ純損失を減らしていく組み方をしているので、現在予算上で見込まれている7億円を超える金額を市から繰り入れて解消するのではなく、当面の間は現金が減らない状態での予算化をすれば安定した病院運営ができると考えている。
●委員 今回も繰り入れ基準額より5億円ぐらい下の額だが、ずっとこのままの姿勢でいくのか。
●担当者 中期経営計画の計画期間内では不要だと考えている。想定外の事態が発生した場合は、そのときに市当局と相談する流れになると思う。
●委員 中期経営計画と予算案の差異について、予算の膨らみが多いのはどの部分なのか。
●担当者 決算ベースと比較して特に差異が大きいのは人件費である。病院は職員の入れかえが非常に多いが、賃金や報酬についてはぎりぎりのラインで組めないので、決算よりも大分大きい数字が予算上組まれている。
●委員 国は病床数を減らす方針だが、どのように考えているのか。
●担当者 町田市の地域性から考えると公立病院が町田市民病院しかないため、医師会とうまく地域連携しながら、急性期病床を中心に現状の447床でいきたい。
●委員 医師の負担軽減の対策について。
●担当者 1次救急と2次救急の方が多く来ているので、地区の医師会の先生とできるだけ連携して役割分担をしながらやっていきたい。

質疑終結後、反対の立場から、町田市民病院は、公立病院として、また中核病院として、さらに地域の周産期母子医療センターとして重要な役割を持っている。その意味で、今年度、小児科医が3人から9人へとふえたことによって、NICUの稼働率や小児救急の受け入れなど、大きくその指標を改善できたことは大変評価するものである。しかしながら、率直に言って病院の財政状況は大変厳しい状況である。純損失の穴埋めとして内部留保を取り崩しているが、安定経営のため第1に負担金交付金を活用すべきところで十分に行われていない。市民の負託に応える市民病院として改善が必要と思われる。よって、この事業予算に反対するとの反対討論がありました。

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