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議案の審査状況(議案のカルテ)

第103号議案 町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業に関する施設整備工事請負契約

議案番号
第103号議案
提出日
平成28年11月30日
付託委員会
建設常任委員会
委員会付託日
平成28年12月12日
委員会審査結果
可決すべきもの
委員会審査日
平成28年12月13日
議決結果
原案可決
議決年月日
平成28年12月22日

議案の概要

「町田市資源循環型施設整備基本計画」に基づき、資源を有効に利用する循環型社会の構築に向けて、老朽化したごみ処理施設に代わり、新たな資源循環型施設を整備するため、工事請負契約を締結するものです。

委員会審査の様子

● 委員 落札率が99.96%ということで予定価格に対する比率が高いが、このことについてどのように考えているか。
● 担当者 予定価格を他市の事例や業者の見積もり等で検証し、積算基準に基づいて、土木工事や建設工事の積算をしている。また、コンサルタントに委託して、建設費の妥当性等について確認するなど、適正に予定価格を設定しているため、入札価格が予定価格に近かったと理解している。
● 委員 DBO方式でバイオガス化施設が稼働し始めても、市の職員がそこに配置され、管理する形になり、市民への啓発なども含めて、役割を担っていくのか。
● 担当者 3R推進課は今までどおり、今後も啓発、ごみの減量に向けた取り組みをしていく。施設の運転管理は、DBOになるため、メインの運転操作作業については民間にシフトしていくが、それを監視、監督、指導するのは市の職員となる。
● 委員 この熱回収施設の能力については、ごみが40%削減されたときの数値と考えているが、仮にごみが目標を達成しなくても問題ないのか。
● 担当者 万が一、減量が達成できなかったとしても、ある程度施設に余裕率があるため、安定的な処理ができるものと考えている。
● 委員 この入札のときにもいろいろあったが、オペレーティングの部分も含めて、市内業者の活用をどう受け止めて進めていくのか。
● 担当者 地元業者の活用については、要求水準書で地元業者が今回の事業に参加するように規定しており、提案も求めている。今後、市内業者の活用をもっと上げていくような形で協議や働きかけをしたいと考えている。
 
質疑終結後、反対の立場から、熱回収施設等については、老朽化した焼却施設の代替のためということで計画されたが、かなり高額な大型施設となっている。しかも、DBO方式ということで企業にデザイン、設計から建設、そして管理運営に至るまで将来にわたって任せるということで、今説明を伺っても不確定な部分というのが大変多く、やはり委託みたいな形で市が責任を持つということであるが、事業が始まってDBOを請け負った企業が進めていけば、さまざまな問題が発生してくると考える。しかも、ごみ減量を進め、町田市はこれまでいろいろな工夫や努力をして、市民の協力も得てきたわけであるが、今後こうしたごみ減量ということも含めて市がやっていくということであったが、プラント業者が企業にかわることで目的も大変後退していくのではないかと危惧をする。しかも今回、予定価格の99.96%の落札比率となった。こうした競争性が本来十分発揮できなかったことも問題であり、非価格要素600点中390点であった。これからの内容については精査していくということであったが、やはり今後このまま委託されていけば、まだまだ不確定要素が大変大きいと思う。国の誘導策の中で今、高効率廃棄物発電など、先進的な設備を推進するという方向に誘導策が進められているが、やはり町田市としてかなり高額な、そして大規模なごみ処理施設という形が本当にふさわしいのかどうか、改めて検討し直すべきだと思い、対するとの反対討論がありました。
 



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