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議案の審査状況(議案のカルテ)

第7号議案 平成27年度(2015年度)町田市一般会計予算

議案番号
第7号議案
提出日
平成27年2月26日
付託委員会
総務常任委員会
健康福祉常任委員会
文教社会常任委員会
建設常任委員会
委員会付託日
委員会審査結果
可決すべきもの
委員会審査日
議決結果
原案可決
議決年月日
平成27年3月27日

議案の概要

委員会審査の様子

総務常任委員会
■政策経営部
● 委員 政策課題検討支援委託料について、どんなことを検討するのか。
● 担当者 大学との共同研究で行なっているが、公共施設のマネジメントの基本的な考え方をまとめていきたい。あわせて公共施設等総合管理計画の策定が国から求められている。その計画がないと起債等が制限されるので、そちらの策定を急がなければならない。そこで、公共施設のマネジメントの基本的な考え方と市民の声を合わせて、公共施設等総合管理計画の基本計画を今年度で出し、来年度以降で実施計画を考えていきたい。
● 委員 町田市にある様々な施設は市民生活と密着しているが、どのような視点でこの計画を作っていくのか。
● 担当者 公共施設が市民活動の中心であることは当然理解している。ただ、将来的な修繕費用を積算すると、現在積み上げられている修繕費用との乖離がどんどん膨らんでいる。だからといって削減ありきで考えていない。共同研究の基礎的な考え方では、集約ありきではなく、機能としてどういう形が必要か、集約することでよりよい提供ができるかどうかを大前提で考えていきたい。来年度、市民に議論をしてもらう場を必ず設けていきたい。
● 委員 新5ヵ年計画策定支援委託料について、未来づくりプロジェクトにも関連するが、一方で公共施設の集約化が課題となり、一方で文化芸術ホールなど新たな公共プロジェクトを打ち上げ、その実現に向けて取り組んでいくとのことだが、そのバランスが非常に重要な問題になるのではないか。
● 担当者 町田市の将来像を見据えてまちだ未来づくりプランがあり、それに向けてどんなことを行なっていくかを新5ヵ年計画では実行計画として出すことになる。現在の5ヵ年計画が2016年で終わった段階で、議論し、反省も含めて、新5ヵ年計画に盛り込んでいくことになる。未来づくりプランの中に掲げられている、5つのプロジェクトについては議論を重ねていく中で、新5ヵ年計画と調整しながら、盛り込むものは盛り込んでいきたい。
● 委員 非核平和事業費について、『平和ふれあい館(仮称)』はどうなったのか。
● 担当者 土地所有者である東京都都市づくり公社と話し合いをしてきた。その中で、土地の面積が約1000平米もあり、購入金額が膨大になってしまうことと、土地所有者としては、切り売りは難しいという話があった。土地の問題などを検討した結果、今回は忠霊塔のそばに平和ふれあい館を建てるというところまでは至っていない。
● 委員 旧本町田西小学校で保管している戦時資料をどこに持っていくのか。
● 担当者 戦時資料は遺族からもらった本当に貴重な資料なので、倉庫と展示スペースを持ち合わせたところで設置できればと考えている。
● 委員 広島市は、市の職員が戦争体験者を探し、体験を聞いて、その言葉を残そうとしている。それと比べて、町田市は事務的にやっている気がしてならないがどうか。
● 担当者 企画政策課として要綱をつくり、事業を計画している。他の部署で行なう事業もあるので、できるだけ多くの機会に「終戦七十年祈念」の冠をつけて、市民にこういう悲惨な戦争があったということを伝えていきたい。
● 委員 行政経営改革費について市民参加型事業評価は、今までと何が違うのか。
● 担当者 今までは町田市版事業仕分けという名称で、各事業の課題等についてどうすれば市民サービスの向上につながるか市民や外部の有識者から意見をもらってきた。この対話型を目指す町田市の方向性と「仕分け」に対するイメージとの乖離を無くすため市民参加型事業評価とした。
● 委員 何をどのように評価するのか。
● 担当者 今回、事業別財務諸表の中から、最終的に評価人には12事業を決めてもらう。評価結果については、継続と改善、廃止の3点という前回と同様の評価結果になる。有識者及び市民には、市民満足度や有効性、経済性の視点で評価をしてもらい、その根拠なども参考にしながら、今後の改善に活かしたいと思っている。
● 委員 外部有識者による第3者委員会を設置する狙いは何か。
● 担当者 外部の視点で市の気づかないところについて意見をもらい、改善点を見出すのが1番の目的である。それを理事者との調整の場で議論をし、新たな経営課題や、マネジメントの方向性を見出していく。2015年度については、3年間の振り返りを想定するとともに、新5ヵ年計画にどのように反映できるか有識者から提言がもらえればと考えている。

■総務部
● 委員 社会保障・税番号制度システム整備費について、新しい法律によって私たち国民にひとつの番号が与えられて、そこに情報が全て盛り込まれることになる。特定個人情報が流出したり、悪用されたりしないために、どのような対策を講じるのか。
● 担当者 一般の個人情報よりもさらに厳しい制限を設けなければならないと認識している。国の法律でも、通常の個人情報に比べて一段高い保護措置が義務付けられているので、関係各課と連携しながら調整している。
● 委員 この法律の第19条で、特定個人情報の提供は原則禁止されているが、「その他政令で定める公益上の必要があるとき」は提供できるとある。個人の特定情報が、さまざまな形で使われる可能性があるのではないか。
● 担当者 この法律では、各業務の法律に基づいて必要最低限の情報しか取得できない。利用できるものが、税と福祉と災害と厳しく規制されているので、我々はそれ以上に拡大することができないことになっている。
● 委員 基幹統計事務費について、5年ぶりに国勢調査があるが、課題は何か。
● 担当者 前回の調査では、インターホンつきマンション居住の方々から、調査員が訪問しても応えてもらえなかったことがある。5年前よりインターホンつきマンションは増えているので、PR活動をさらに強化し、国勢調査への協力のお願いをしたい。また、調査に協力してもらえなかった理由の多くが、騙り調査への不安であった。町田市を所管している町田警察署、南大沢警察署と協力しながら、調査員がしっかり身分証明書を提示して調査ができるよう対策をとっていきたい。

■財務部
● 委員 財政調整基金について、前年度の残高と比べると10億円ぐらい下がっているが、その要因は何か。
● 担当者 いわゆる扶助費、社会保障関係の経費が増えていることが1つの要因と考えている。今回の予算編成においては、財政調整基金の繰入額を7億円ほど減らし、約30億円の繰り入れにとどめている。少しでも残高を確保する財政運営を今後行っていきたい。
● 委員 地方消費税交付金が社会保障に充てられても足りないということか。
● 担当者 地方消費税交付金が今回、30億円増額になっているが、その一方で普通交付税及び臨時財政対策債も減っており、一般財源の枠としては変わらないことが構造的な要因と考えている。
● 委員 公共施設整備等基金について、未来づくりプロジェクトの関係で既に幾つかの大型プロジェクトが示され、その費用が幾らぐらいかを示されている。今後、財政上の負担が大きくなる可能性があるのではないか。
● 担当者 現在、検討されているプロジェクト、事業の内容を踏まえ、今後、どれだけの負担が必要になるかを、財務部として把握すべきと考えている。財源を確認した上で進めていきたい。
● 委員 財政事務費について「ふるさと納税の促進に向けた仕組みづくりに着手」するとあるがどういうことか。    
● 担当者 市としても、ふるさと納税による影響は少なからずあると認識している。それに対して、どういう対策がとれるか、また、市へふるさと納税をしやすくする手法も含めて今後検討していきたい。
● 委員 営繕管理費について、各部から様々な工事・修繕の要望があると思う。どのように要望を精査して、優先順位をつけているのか。
● 担当者 財政的なこともあるが、中期修繕計画に則って行なっている。また中期修繕計画事業以外の工事については老朽化比率や現場を確認し、優先順位をつけている。

■経済観光部
● 委員 北部丘陵まちづくり促進費について、里山環境維持保全計画作成委託の内容はどういうものか。    
● 担当者 2014年度に策定した里山環境維持保全計画に基づき実施計画を策定する。環境の変化としては、モノレールや小田急多摩線延伸があるので、これを踏まえた活用計画、活用方針を策定する。
● 委員 2つの路線が整備されることを前提にして、観光資源をどう活かすかということか。
● 担当者 今の自然がセールスポイントだと思っているので、今の自然を活かしながら、どう人に見せるかということを考えていきたい。
● 委員 これから北部丘陵のまちづくりが始まったときに、農家が心配しなくて済む相談体制を、北部丘陵整備課でしっかり作っていくという捉え方でいいか。
● 担当者 基本的に私どもは農業や緑を保全し、推進していくポジションであるので、できる範囲の中で、考えていきたい。
● 委員 中心市街地活性化事業費についてにぎわい空間創出推進事業補助金として、町田市観光コンベンション協会に2100万円出すとのことだが、これとは別に補助金を出している。市はこの協会をどう評価しているか。
● 担当者 同協会は、「町田シバヒロ」の運営を初め、イベントの開催、シティセールス活動を積極的に行っており、町田市の魅力を発信している。町田市に来た観光客数を比較すると、同協会が発足した2009年度から2013年度の5年間で35パーセント増加している。市としては、同協会と連携しながら地域資源の魅力を高めるとともに、多くの方が町田市に来てもらえるよう支援したい。
● 委員 観光事業費に関連して、町田さくらまつりの出店料は、なぜ急に上がったのか。
● 担当者 まず、消費税増税等の影響で祭りにかかる費用が値上がりしたことと、出店にかかる費用を町田さくらまつり実行委員会の予算で一部負担していたが、その費用をトータルするとかなりの額となった。他市の祭りも調べた結果、もう少し負担してもらったほうがいいだろうということになり、同実行委員会で値上げを決めた。なお、地元の団体については、一緒に祭りを盛り上げていこうということで値上げはしていない。

■選挙管理委員会事務局
● 委員 選挙権年齢が18歳以上になった場合に、町田市の選挙人名簿はどれぐらい増えるか。
● 担当者 町田市の有権者数は約8500人程度増加する見込みである。
● 委員 高齢者が指定された投票所へ歩いていくより、バスで市役所まで来て期日前投票をしたほうが楽な場合がある。高齢者の投票環境の整備を検討すべきではないか。
● 担当者 町田市の投票区の規模は、投票区当たりおおよそ5000人で、適正な規模かと思っている。現在、総務省で投票率向上のための検討会がなされており、そこでの方向性も確認しながら、できることを模索したい。

■監査事務局
担当者の説明を了としました。

■農業委員会事務局
担当者の説明を了としました。

■議会事務局
担当者の説明を了としました。

質疑終結後、反対の立場から、第1に、未来づくりプロジェクトについて、文化芸術ホール建設の目的や内容が不明確である。また、現在の財政状況の中で、その他の大型プロジェクトを進めていくことによって市民の暮らしが圧迫される可能性が高い。
第2に、社会保障・税番号制度システム整備について、個人に関する情報が本人以外に芋づる式に流出する危険性があり、プライバシーの侵害につながりかねない。また、一元管理を利用した公債権徴収の一元化により、税や料金の徴収が強化されることは市民生活に影響を与えると考える。
以上の理由で第七号議案に反対する。との反対討論がありました。


健康福祉常任委員会
■地域福祉部
● 委員 遺族等援護費の戦没者合同慰霊塔改修事業について
● 担当者 主な内容としては、現在15メートルある塔の高さを7メートルにし、外装等も剥げ落ちないような構造にする。また、車いすに対応できるような一部周辺の整備を行うものである。
● 委員 町田市戦没者追悼式についてだが、毎年平日にあり、年々参加者が減ってきているので、少しでも多くの市民が参加できるような方法を考えていただきたいと思うがどうか。
● 担当者 今後遺族会の方々とも相談し、休日にやることによって参加者をふやすという方向であれば、再来年度からの検討になるかと思う。
● 委員 献血推進事業費について、意識を変える部分のPRも必要だと思うがいかがか。
● 担当者 告知だけではなく、必要性についても丁寧にわかりやすく広報していきたいと思う。
● 委員 民生児童委員費について、民生委員の負担の状況はどのように把握されているのか。
● 担当者 9地区ある民生委員の会長会を持ち、毎月1回、事務局と話し合いをしている。また、それぞれの地区での定例会に職員が行き、いろいろな情報を得るようにしている。
● 委員 心身障がい者(児)通院交通費助成費について、昨年度と比べて1800万円ほど削減していることについてご説明いただきたい。
● 担当者 自立支援医療等も含めた自己負担2500円までの通院費についてはご負担いただき、それを超えるものについて、従来の割合で通院交通費の補助をする。また、今まで上限が月三万円だったのを一万円にさせていただいた。
● 委員 影響についてはどのように考えているのか。
● 担当者 今までも利用者の方は皆さん自己負担があったが、全体のおよそ4割の方が月当たり数百円の請求ができなくなる。
● 委員 重度障がい者通所施設整備事業について、設立に当たって、医療的ケアの部分も含め運営面でどうサポートしていくのか。
● 担当者 現在、医療的ケアについては看護職を中心に対応している。各施設に看護職の方はいらっしゃるがそれぞれ独立しているので、ひかり療育園が中心になって情報交換する場を設けている。引き続きスタッフ間で情報交換をしながら、重度障がいをお持ちの方に適切な医療ケアができるようサポートは続けていく予定である。
● 委員 大賀藕絲館と美術工芸館の関係で、請願を議会で採択した経緯があるが、この請願の願意に沿って何か対応されているところはあるのか。
● 担当者 これまでに3回、指定管理者と打ち合わせをしている。検討を積み重ねながら、実現可能になった段階で進めていくというところで指定管理者とは打ち合わせを続けていく。
● 委員 生活保護費について、医療扶助費が非常に伸びているが、ジェネリックを指導する等の対応はどうなっているのか
● 担当者 訪問する際には、事あるごとに話はさせていただいている。、毎月各世帯に配布している「福祉だより」でも啓発はしている。
● 委員 生活困窮者自立支援費について、町田市はどういった事業を具体的に取り組んでいくのか。
● 担当者 必須事業の自立相談支援事業と、それにかかわる住居確保給付金の二つの事業を実施する。
● 委員 どのようなところで相談を受け自立に向けた支援をしていくのか。
● 担当者 今の生活保護の部分とは別の場所に窓口を置く予定である。相談いただく中で不安を取り除くような形で専門の職員を配置してやっていく予定である。

■いきいき健康部
● 委員 介護人材開発事業費について、もう少し強化をしていくべきだと思うがどう評価しているのか。
● 担当者 介護人材ネットワークサービス、介護人材開発センターの立ち上げを支援して今まで行ってきた。都内では3区市でしか同一の形態で行っていないので、その部分では先進的な事業に取り組んでいると考えている。徐々にではあるが、育成確保という部分では成果が上がっていると認識をしている。
● 委員 公益法人への移行も含めて、一体となって取り組んでいく必要があるかと思うがどうか。
● 担当者 公益社団法人化ということでは準備を進めていたところだが、場所の関係等の部分で進んでいない状況である。課題もあるが、よりよい方向を相談しながら進めていきたいとは考えている。
● 委員 地域高齢者支援事業費について、あんしん相談室の実績はどのように評価されているのか。
● 担当者 毎年2ヶ所ずつ設置をしてきて、1月に8ヶ所目が開所した。目標としては市内に十二カ所と考えており、あと二年度で設置が終わる。今後は、もっと機能を付加した形の展開も考えていきたい
● 委員 介護保険低所得者利用者負担対策費について、利用されている方々は何人ぐらいいるのか。
● 担当者 対象事業者数は61、人数については130人利用しており、生活保護の方は30人利用していただいている。
● 委員 予防接種費の子宮頸がんワクチンについて、27年度の予算では何名を見込んでいるのか。
● 担当者 延べ70人分を見込んでおり、予算としては、およそ124万円である。
● 委員 生活衛生費が前年度比でほぼ半分になっているが、その理由を確認したい。
● 担当者 今年度は、空調設備及び受変電設備の改修工事により1億円の事業費がかかったが、それが来年度は必要なくなったということで、約半分の減額になった。
● 委員 市民病院の繰出金について、11億2500万円が提示されているが、繰り入れ可能な金額を全部含んだ満額の繰入額なのか。
● 担当者 内訳としては、収益的収支に関して、医業にかかわる部分については繰り入れ基準額の満額を繰り入れしている。企業債利息支払いについては一部繰り入れということで、市民病院の経営状況、資本収支状況、中期経営計画等による財政見通しを総合的に判断して、経営の実態を勘案して双方協議の上繰入額を決定している。資本的収支については、今年度も繰り入れはしていないとのことでした。

質疑終結後、反対の立場から、まず第1に、シーリング予算の影響で障がい者施設の家賃補助減額等があるということがある。また、心身障がい者(児)の通院費補助の削減等があった。施設の運営、あるいは障がい者の暮らしや活動を妨げ、切り下げるものでありこの予算については見直すべきと考える。
また、もう一点市民病院の繰入金は本来繰り入れ可能額の総額を支えるべきだと思う。予算当初から市民病院の事業会計で赤字となっている状況を鑑みれば、市民の命を守る市民病院の財政、経営を安定的に支えるべきと考え、この予算には反対するとの反対討論がありました。


文教社会常任委員会
■市民部
● 委員 玉川学園コミュニティセンター建て替え事業の進捗状況について。
● 担当者 本年度は第3回、第4回の検討委員会をそれぞれ5月と12月に開催し、主に委員に対する経過報告を中心に行った。次に、今年の2月に第5回検討委員会を行って、今後の検討スケジュールと考え方、その後の事業の進め方について確認している。具体的には5月、6月に建てかえ市民会議を行い、10月には基本計画委員会案を策定し、11月、12月ごろに市として基本計画を策定するという進捗になっている。
● 委員 建て替えには、いろいろと懸案事項があるという話も聞いているが、その辺は地域の方々や近隣の地権者とうまくコミュニケーションをとりながら行っているのか。
● 担当者 基本的にはそのように進めている。この問題の一番はバリアフリー対策、それから狭隘化対策である。そういう意味では、延べ床面積1400平米の確保のために用地取得も現在交渉を行っている。また、バリアフリー対策として駅からのデッキ等の検討も行っている。
● 委員 防災行政無線再構築工事費について、デジタル無線に伴って聞こえにくくなっているところがあるという声を聞いているが、もし状況分析をしていたら教えてほしい。
● 担当者 音源が少し変わったので、聞こえ方が場所によってはという声があるが、それについては個別に対応している。 また、デジタル化にあわせて、今まで聞こえなかった場所を調べて、地域の町内会・自治会にアンケートをとって増設場所を決めて進めている。
● 委員 常備消防 都委託料が増えた理由について。
● 担当者 各市の基準財政需要額のうち、常備消防費から町田市として委託をしていない消防水利に係る部分を控除した額が委託料になる。
● 委員 消費生活センター運営費について、前年度と比べて都の支出金が増えているが、これはどういう中身なのか。
● 担当者 町内会・自治会への回覧板を作成して、これに消費生活センターで取り上げている事例や注意していただきたい点、消費生活センターの連絡先等を記したものをつくる。この経費として約470万円かかる。そのほかに、相談室において、相談者のプライバシーをより確保するという観点からパーテーションの購入等を考えており、こういったものが昨年度より増えている理由である。
● 委員 市民活動推進費の地区協議会補助金について、どういう目的で地区協議会をつくってもらい、その補助金を出すのか、その辺をもっと明確にしたほうがいいのではないか。
● 担当者 地区協議会については、地域の課題は地域で解決するということで設立していただいている。実際に多くの団体が参加していろいろ議論を重ねる中で、例えば共通の認識で、この地域ではこういったことをやったらいいというのが出れば、それに対して補助金としてお金を支出する形となっている。
● 委員 消防施設費について、水道管の耐震化に伴う消火栓の移設、新設とあるが、何ヶ所ぐらい新設の消火栓をつくっていこうと考えているのか。
● 担当者 来年度は4ヶ所を想定している。
● 委員 市民活動推進費の地域情報誌「まちびと」発行業務委託料について、「まちびと」が1部当たり19円で、9万部掛ける4回ということだと思うが、そこの部分の金額以外で委託料に含まれている詳細を確認したい。
● 担当者 1部当たり19円ということだが、配送料がその中には含まれていない。

■文化スポーツ振興部
● 委員 文化芸術ホール整備事業について、基本構想検討委員会では具体的に、どこにどのぐらいの事業規模でどんなものをつくるかという構想をしっかり打ち出して、それをゴールにするということで間違いないのか。
● 担当者 ホールの基本的なコンセプトに基づいて、立地や施設、設備の考え方などはきちんとまとめていきたいと考えている。ただ、建設地については、並行して中心市街地整備計画の検討が都市づくり部のほうで行われているので、そこでの議論も踏まえて、最終的には市として方向性を出していくことになると思う。
● 委員 基本構想の策定に当たっては、これまでの座談会の話の中身も踏まえて検討していくことになるのか。
● 担当者 座談会の中で本当に広い視野でいろいろな立場から貴重なご意見をいただいた。座談会の中で投げかけられた課題など、いろいろな部分で認識を新たにしたところもあるので、そういうところはこれからさらに考えを深めていきたい。
● 委員 学校プール開放委託料について、昨年と同じような条件で今年度も実施できるのか。
● 担当者 2015年度についても、月曜日から金曜日までの5日間でプール開放が実施できるように企画している。
● 委員 地域学校開放推進事業のクラブハウス整備について、2015年度に整備するのはどこのエリアなのか。
● 担当者 南大谷エリアと忠生エリアを考えている。
● 委員 クラブハウスシャワー使用料について、昨年1施設につき、延べ人数はどのくらいの利用があったのか。
● 担当者 昨年の実績で、クラブハウスの利用者は全体で1300人ほどである。シャワーについては、武蔵岡中学校で10名、町田第四小学校で28名の利用者がいた。
● 委員 今後、クラブハウスにシャワーを付けていく方向なのか。
● 担当者 防災の観点からも必要性はあると思う。また、夏の時期に運動していると、やはり熱中症というのはある。クラブハウスの中にはシャワーもあれば、エアコンも完備しているので、そういったところでは活用できるのではないかと考えている。
● 委員 国際版画美術館事業費について、展覧会観覧料の見込みが昨年より少なくなっている理由は何か。
● 担当者 3月5日から全館休館をして、現実には7月いっぱいまで大規模修繕の工事に入っている。展覧会自体も数が少なくなっており、総額としても観覧料収入は少し下がってきている。観覧人数の見込みについては、2014年度の目標値を7万8000人ぐらいにしていたが、期間も大分短くなるので6万6000人程度を見込んでいる。
● 委員 1日当たりの見込み客数は昨年度より上げていくつもりなのか。
● 担当者 なるべくPRをしていきたいとは思うが、天候等に左右されることもあるので、1日当たりの人数については今年度と同じぐらいを考えている。

■子ども生活部
● 委員 すみれ会館運営費について、前年比減というのは主にどういう理由から減額されているのか。
● 担当者 建物の維持管理に関する光熱水費等のコスト削減の部分や消耗品等、そういった部分での減額である。
● 委員 赤ちゃん・ふらっと促進費について、これは何施設分の計算で、今年はどこかやる予定があるのか。
● 担当者 3施設分を予定している。2014年度に関しては、3施設募集をして2施設手が挙がったので、今、2施設の設置に向けて動いている中で補助のほうも決定したところである。
● 委員 (仮称)子どもマスタープラン策定等事務費について、「事業計画策定時に把握していない事項について、改めてニーズ調査」と書いてあるが、具体的にどんな事項なのか。 
● 担当者 1つ1つの施策についてはまだこれから話し合っていく部分ではあるが、法定事業以外の、例えば青少年教育や障がい児への支援などが主なものになると考えている。
● 委員 子ども・子育て支援新制度について、小規模保育は今後どのような形で進めていくのか。
● 担当者 A型、B型、C型の区分があるが、今、想定としてはA型で、保育所により近い形の基準でやっていただくことを想定している。ただ、2歳までの形となるので、そこから保育所と連携していただく必要があるので、そういったところが確保できるような形を検討していくことで考えている。 
● 委員 子ども家庭支援センター事業費について、利用時間を拡大したとあるが、これは国のほうからの取り決めの時間帯なのか。
● 担当者 特に国の基準ということではなく、町田市が新制度のほうで独自に決めている。
● 委員 待機児童解消対策事業の内容について。 
● 担当者 従来から認可保育所など保育サービスの増員を計画している。今年度についても、20年型の新規の保育所、既存の保育所の増改築、認定こども園など、子ども・子育て支援事業計画の中でも少しずつふやしていくということで、今年度138人増員させる計画で進めている。

■学校教育部
● 委員 小学校管理運営費及び中学校管理運営費について、図書購入費に関しては、今までどおり消耗品費の中の予算になってしまうと、図書ではなく他の消耗品等に使われてしまうのではないか。
● 担当者 図書の整備については整備計画をつくり、それに基づいてその額を使うように指示をしている。使ったかどうかも、後で進捗状況をチェックするので、予算の節の中では同じだが、そこはきちんと管理していく。 
● 委員 生徒派遣交通費・大会参加費補助金について、学校ごとに限度額の設定はあるのか。
● 担当者 特に限度額はなく、例年の傾向を見ながら毎年見積もりの根拠を出している。
● 委員 小中学校の備品購入費及び消耗品費について、本会議の質疑で学校教育予算が来年度大幅に圧縮、削減されるという答弁があった。そのあおりを受けて、この消耗品費や備品購入費についても圧縮がされていて、学校に対しても厳しい予算であることが説明されたと聞いている。それを踏まえて、改めて小中学校における備品・消耗品費について、その算出の根拠と、配分の仕方について聞きたい。
● 担当者 算定方法としては、学校ごとの基礎額に学級数、児童生徒数を加えて、それに単価を掛けるというような形で、ほとんどのものはそういう形でやっている。備品、消耗品の配分については、消耗品のほうに使う量が多いので、基本的には消耗品を重視して配分した。
● 委員 学校長に説明が事前にあったと思うが、そこでどのような声が出ていたのか。
● 担当者 やはり大変だというような声はあった。ただ、市の財政状況を理解していただいてご協力を願うということで、効率的な執行をお願いしている。
● 委員 消耗品というと紙など、教育に直結する予算である。学校のほうも、それだけしかないと言われればそれでやりくりせざるを得ないと思うが、教育委員会としてはどの辺で影響が出るのか、それとも本当に切り詰めればやれるのか。その辺の認識はどうか。
● 担当者 決められた枠の中で必ず用途ごとに執行するのが前提にはなるが、一部内容の変更を可能としている制度があるので、その中で各学校の実情に応じて配分の組みかえを行うことを可能にしている。あとは効率的な執行を含めてそこで実施していただきたいと案内している。
● 委員 鶴川第一小学校 式典開催準備事業を債務負担行為にする理由について。
● 担当者 4月の早々に式典を実施しようと考えており、会場の設営など契約の準備が2015年度末からの動きとなるので債務負担行為としている。
● 委員 ボランティアコーディネーター謝礼と学校支援ボランティア謝礼の違いを教えてほしい。
● 担当者 ボランティアコーディネーターは、基本的にはボランティアの活動を促進するために各学校に配置されている、学校と地域をつなぐ仲介役であり、いろいろな事業を展開するために副校長などと協議をしながら取り組んでいる方のことである。学校支援ボランティアは、学校の活動の中で中心的にいろいろ子どもたちの学習のために、あるいは登下校の見守りなど、そういう形で活躍している方である
● 委員 小学校通学路防犯カメラ整備事業について、防犯カメラのシステムと利用の仕方について聞きたい。
● 担当者 カメラの撮影する内容については、基本的にはカメラ本体の中でデータを保存する形になっていて、モニター監視はできない状況になっている。基本的には1週間程度のデータをとって、1週間以降については新しいデータを上書き保存する形になっている。犯罪等でそのデータを利用するときは、警察等の文書による照会に基づいてデータを提供するということなので、ふだん映像については、職員も含めて誰も内容を見られない状況になっている。

■生涯学習部
● 委員 図書館ICタグシステム管理費について、集まった図書利用情報はこの先どのように活用を考えているのか。そのメリット、デメリットは何か。
● 担当者 図書館が管理している情報自体は、今までとそれほど大きく変更していない。新しいシステムの提供に伴うデメリットとしては、利用者の方がパスワードの管理をきちんとしていただくことを呼びかけていく必要があると思う。メリットとしては、読んだ記録をとっておきたいという要望をかなえることができた。あるいは、複合検索等ができるようになったことである。
● 委員 生涯学習センター事業費について、家庭教育支援事業の予算が減っているが、何か変更点はあるのか。
● 担当者 保育士の保育の賃金が減っている。昨年、家庭教育支援学級で2学級活動していたが、年度の途中で1つ辞退したところがあった。今年度に関しては、同じような形で新規を2学級、継続を1学級と考えているので、その分の予算が減っている。

質疑終結後、反対の立場から、本予算には、子育て支援、子育て環境の充実をうたい、認可保育園の増設を行い待機児童解消対策事業に一定の予算を振り向けているところなど、市民の願いに応えるところは評価するものだが、以下のような問題点を指摘せざるを得ない。第1は、本予算に文化芸術ホール整備事業が盛り込まれている点である。文化芸術ホールのあり方について基本構想を検討する委員会をつくるとしているが、そもそも一流のコンサートや演劇が開催でき、市民の誇りとなるようなホールの検討と言いながら、その事業規模や建設の概要などは伏せられたまま、都市間競争の名のもとに建設ありきの議論が進む懸念を拭えない。
第2は教育費である。本年度予算編成に当たっては、マイナスシーリングなど経常経費の見直しで総額4億円の歳出削減がされ、そのうち2.5億円が学校教育関連予算であったことは重大だと思う。特に小中学校の備品・消耗品費が大きく削られ、学校運営に支障を来すなどの声が出ていることや、小中学校の集団宿泊行事補助金の削減が保護者の負担増と直結するものなど、学校関係者からも悲鳴が上がっていることを無視できない。教育環境の整備に万全を来すというならば、現場の声にしっかりと耳を傾け、適切な予算配分を行うべきだと考える。以上の理由で第七号議案に反対するとの反対討論がありました。


建設常任委員会
■環境資源部
● 委員 指定収集袋事業費について、1社発注はなくなるという話であったと思うが、今回の予算には もう反映されているのか。また、その分で全体としてどれぐらい総額が下がったのか。
● 担当者 今年度、既に一般競争入札を行うことを前提に債務負担行為を結んでいるが、応札業者は1社のみで、以前と同じ業者と契約している。また、金額としては仕様を見直したため、4000万円程度の減額になっている。
● 委員 普通、競争入札といえば何社もかかわってくると思うが、1社になった背景は何かあるのか。
● 担当者 いろいろな業者が入れるような一般的な仕様にしているが、新たに参入をしてつくるとなると、町田市の規模だとかなりの設備投資が必要になると聞いている。今のところ、ごみの戸別収集や有料化に踏み切る自治体がふえていて、業者のほうの能力が手いっぱいということで応札がなかったと理解をしている。
● 委員 指定収集袋作製・配送・販売委託料とあるが、容器包装リサイクル法関係の新たなごみ袋の作製費用、販売委託料も含まれているのか。
● 担当者 その中に含めて計上している。
● 委員 適正処理推進費について、監視カメラは、現在、何台で、どのように稼働しているのか。また、それによって不法投棄は減少しているのか。
● 担当者 不法投棄等の多い場所に12台設置しており、移設も行いながら、監視している。不法投棄の件数についてはかなり落ちついてきている。
● 委員 共生推進事業費の太陽エネルギー 利用機器等 補助金について、今後、市が行う設置目標を聞かせてほしい。
● 担当者 2016年度までに、太陽光発電の戸建て住宅の設置目標としては2800軒、共同住宅は50軒を見込んでいる。現在確定している 3期までの件数は戸建て住宅で2370軒、共同住宅で26軒となっており、今後も普及を図っていきたい。
● 委員 廃棄物処理施設 運営費について、現焼却施設の計画的な延命化ということで、この修繕工事は 今後5年間でどの程度の修繕費を見込んでいるのか。また、コスト削減策については、どのような取り組みをしているのか。 
● 担当者 2020年度までに 概算で40億円ぐらいかかると考えているが、競争入札をかけたり、部品を見直したりすることで、コストの削減を行う。
● 委員 3R推進事業費のリサイクル広場事業について、来年度どのように展開していくのか。
● 担当者 今現在、リサイクル広場は常設が1ヶ所、移動リサイクル広場が9ヶ所、地域の皆さんが主体となっている地域リサイクル広場が7ヶ所ある。来年度もこの事業については拡大をしていき、体験広場を展開していきたい。
● 委員 資源循環型施設 整備工事費について、これからオリンピックに向けていろいろな建設や工事ラッシュになると思うが、そのあたりの影響について教えてほしい。
● 担当者 オリンピックの建設と施設計画の建設が同時期になるため、建設費や労務費の高騰が予想されるが、オリンピック自体の建設は2019年度になるため、それ以降についてはある程度落ちつく見通しでいる。また、労働者を確保し、単価をできるだけ抑えた契約をして工事を進めていけるように計画しているとのことでした。

■建設部
● 委員 都計道3・4・34(南大谷)築造事業費について、今後整備予定路線である南の部分と三ツ又に抜ける東部分の整備については、どちらを先にやる予定なのか。
● 担当者 成瀬の三ツ又から南大谷までのバス通りは非常に狭く危険な状態になっているため、三ツ又のほうを優先したいと考えている。
● 委員 都計道3・4・37(鶴間)築造事業費について、スケジュールとしては、具体的にどのように進むのかとの質疑がありました。
● 担当者 3・4・37号線については、今年度、1年 前倒しをして電線共同溝の埋設工事を行っており、間もなく完了する。2015年度は電線の入線工事と並行して外築工事に着手し、早ければ2016年度の秋ぐらいには開通させたい。
● 委員 特許権使用料について、これは、「消えないまちだ君」の特許のロイヤリティーだと思うが、どのようなものに使われているのか。
● 担当者 このロイヤリティーの全てが街路灯に使われるということではなく、いろいろな市の施策の中で使っている。
● 委員 道路維持費の道路調査委託料について、擁壁を点検するということだが、何が対象となるのか。また橋やトンネルの点検はどのようにしているのか。
● 担当者 まず、点検の対象となる擁壁については、平成9年度及び平成19年度に行った道路防災点検で健全性が十分確認されている構造物を除いた、主に幹線道路における擁壁を対象としている。橋梁とトンネルについては、ともに5年に1回の頻度で点検を行い、適切な管理を行っている。
● 委員 道路橋梁整備費の南町田駅南北自由通路については、どのような形で構想しているのか。また、利用負担については、今後、そのことにあわせて検討するのか。
● 担当者 2015年度に基本設計から詳細設計までを考えているが、その形態は幅員も含めて、今後決定していく。それに伴い、東急電鉄の施設も含めた形で、そこに付随させて機能を持たせるかというのもこれからのことになる。そのため、施設によっては受益が発生することも考えられるため費用負担についてもこれから決めていきたい。
● 委員 道路橋梁整備費の多摩境駅のエレベーターの整備について、具体的にどのような調査をするのか。
● 担当者 まず駅を利用する人数も含めてどういう流れがあるのかということと、また、多摩境駅の構造上、エレベーターを設置することによって、その躯体に穴をあけるような状況になるため、その影響がないか、安全にエレベーターが設置できるかということを調査していきたい。

■都市づくり部
● 委員 交通輸送対策費について、「町田市便利なバス計画」の中で乗り継ぎ拠点を3地区にしたいとあるが、今年度どういう考えを持って行っていくのか。
● 担当者 乗り継ぎ拠点の第1弾で攻めたいのが小山田桜台団地であり、測量して、どのくらいのバスの出入りがあり、交通結節点としてどういうふうに使えるのかをモデルケースとして進める。次に、木曽山崎団地については連節バスで1回やっているため、最後に回す。次に藤の台団地であるが、失敗例を出すわけにいかないため、様子を見ながら徐々に整備をする。
● 委員 薬師池公園 四季彩の杜事業費について、この事業に対しては、どのような進め方で行っていくのか。
● 担当者 薬師池のかいぼりについては、市民を巻き込んだ施策の実施が非常に大事であり、そこをどう実現していくか、現在、計画策定の最終段階である。しかし、実際に水を抜いてみないとわからないため、流動的な状況である。
● 委員 公園駐車場使用料について、平日を無料化にして約1年たつが、事業の収支の部分はどのような現状になっているのか。また、この現状を鑑みて、市では何か検討したのか。
● 担当者 2013年度の実績では、1650万円、支出が収入を上回っており、2014年度についても、まだ完全な集計ではないが、同じような金額で推移していると考えている。2015年度は、まず利便性と公平性という観点を優先させており、収支改善という部分まではまだ至っていない状況である。
● 委員 中心市街地整備事業について、ターミナル周辺、特に北口周辺の都市計画はこれから非常に重要になってくると思うが、特に北口周辺の地権者との折衝はどのように進めていくのか。
● 担当者 2015年度に、この計画の案を取りまとめ、その中で、地元の代表者の方々、さらに地元の商店会や、町内会等の話も伺い、計画をつくっていきたい。ただ、今のところは、会をつくってやっていこうというようなところまではいってないが、個々に意見は伺っていこうと考えている。
● 委員 中心市街地整備事業について、原町田一丁目の駐車場の利用は今後どのように考えているか。
● 担当者 建てかえも視野に入れて、存続した形で検討を進めている。
● 委員 中心市街地整備事業について、町づくりと一体で行うということだが、この整備計画では、文化芸術ホールの場所の問題も検討の対象と考えていいのか。
● 担当者 今現在、文化芸術ホールの場所は特定できていないが、中心市街地のどこかの場所に位置しなければ、活性化につながっていかないと考えているため、現在、トータル的に考えて、整備計画を策定しているところである。
● 委員 野津田公園整備事業について、2015年度に都市計画決定という流れになっているが、地権者の同意が得られた時点での都市計画決定と考えてよいのか。
● 担当者 都市計画についても、当然 地権者の方にある程度制限がかかってくることも踏まえて説明をし、同意がとれた時点で都市計画決定と考えている。
● 委員 空き家実態調査委託料について、1戸ずつ 実態調査をするということだが、どのような業界に委託をするのか。また、税関係の調査に関しては、どういうやり方で委託していくのか。
● 担当者 調査の業者については、地図製作会社を考えており、税情報の取り扱いについても、依頼しようと考えている。また、国の動向も見ながら資産税課と連携をとり、今後 懇談会等も立ち上げていく予定である。
● 委員 都市計画事務費の南町田駅周辺地区拠点整備事業について、町内会、自治会には説明をしているということだが、旧地権者に対しては、意見を聞いているのか。
● 担当者 鶴間や町谷の町内会の代表に説明し、また、町内会に含まれない一般の市民向けの説明会も行っているため、旧地主さんだけの説明会は考えていない。
● 委員 市民意見をとった中で、住みかえ住宅の緑地の部分や通称 けやき通りの部分についての存続を求める意見が大多数あったということだが、今後どのような配慮で検討していくのか。
● 担当者 住みかえ住宅の計画の位置と鶴間公園とグランベリーモールの道路のつけかえについて反対する意見がかなり寄せられており、重く受けとめている。今後、町内会・自治会が集まった検討会の中で意見交換しながら、最善の計画をつくっていきたい。
● 委員 図書館やみんなが集まれる場所などを求める住民意見があったかと思うが、どの辺まで把握をしているのか。また、期待に応えられる可能性があるのかどうか。
● 担当者 今回の意見募集においては、図書館、住民が集まれる場所や子どもの施設といった意見などをいただいている。例えば今、住みかえ住宅の低層階につくったらどうかという提案をしているが、一方で、住みかえ住宅の場所の問題の意見もいただいている。今後、住民の意見も踏まえながら検討していきたい。

■下水道部
● 委員 下水道部 予算財源内訳のその他の部分について、2015年度は前年度と比べ、非常に減っている。その結果、下水道事業会計の繰出金が減額となっているが、その理由は何か。
● 担当者 2014年度については一般会計からの繰出金の中に1億7000万円という公共施設整備等基金の取り崩し分の金額が含まれていた。2015年度はそれがなくなっているためあわせて繰出金の額も下がっている。

質疑終結後、反対の立場から、第1に、公園駐車場の有料化が継続となっている内容であるが、全日無料にすべきだということを改めて求める。
第2に、都市間競争に勝ち抜くことを理由とした中心市街地整備が進められている点である。中心的存在としての文化芸術ホール建設も中心市街地整備計画の中に盛り込んでいくという話もあった。その他 公共プロジェクトが山積(さんせき)をしている状況であり、財政見通しなど 今後 示すべきだと考える。
第3に、野津田公園、薬師池公園、鶴間公園の再整備に当たり、情報と課題の共有、合意形成が行われたとは言いがたいということである。これまでの経過を踏まえ、抜本的に見直すことを求めたいと思うとの反対討論がありました。

次に、賛成の立場から、本一般会計予算については、将来の町田市を見据えた中心市街地活性化に関する予算、また、防災機能の強化に関する予算も盛り込まれ、一定の評価をするところであるが、本議案に賛成するに当たり、以下の点につき意見する。
1つは、公園駐車場の有料化に伴う予算についてである。この事業に関しては本来、公園は何人も時間を気にすることなく利用できることが大前提であり、ましてや、この事業により、年額1600万円以上の赤字を出していることに疑問を持たざるを得ない。町田市の財政を圧迫している現状において、社会現状と逆行していると思わざるを得ず、今後の抜本的な改善を切に要求する。
また、南町田駅 周辺地区 区画整理事業に関しても、まだまだ地域住民の意見を十分に反映しているとは言えないと言わざるを得ず、今後、地域住民の意見を十分考慮した計画実施を求める。以上の意見を申し述べ、賛成するとの賛成討論がありました。

なお、採決終了後、戸塚正人委員 外6名より、1.歳出、款8.土木費、項3.都市計画費、目1.都市計画管理費のうち、南町田駅 周辺地区 土地区画整理事業計画策定負担金については、地域住民の意見を十分に踏まえ、慎重に進められたいとの附帯決議が提出され、質疑討論はなく、採決の結果、全員一致をもって附帯決議を付すことに決しました。

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